三菱自の燃費不正、ライバル超える高い目標燃費がきっかけだった

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不正操作の経緯を説明する三菱自動車の役員(26日・左から中尾龍吾副社長、相川哲郎社長、横幕康次執行役員)
不正操作の経緯を説明する三菱自動車の役員(26日・左から中尾龍吾副社長、相川哲郎社長、横幕康次執行役員) 全 3 枚 拡大写真

三菱自動車工業の相川哲郎社長26日午後、国土交通省に出向き、型式指定の審査で燃費性能をよく見せかけるための不正操作の経緯について報告を行った。

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「誤った燃費の数字をもとにお客様にご迷惑をかけたことは、おわびするしかない」と、謝罪した。

同社の報告によると、軽自動車の不正操作には燃費データそのものの改ざんと、国内法とは異なる走行抵抗を測定する手法の2種類を組み合わせて操作された。

きっかけとなったのは『ekワゴン』『デイズ』に設定された燃費を重視する燃費訴求モデル(13年2月申請の14型)だ。11年2月の目標燃費が26.4km/リットルだったが、社内会議で繰り返し上方修正され、13年2月には29.2km/リットルが最終的な目標燃費となった。

「コンセプト会議や役員が出席する商品会議で5回の改定があった。弊社でもあまりないレベルの変更だったと思っている。(ダイハツ)ムーブの値をもとに最終的な数値を設定した」(中尾龍吾副社長)

さらにこの燃費訴求モデルについて、国内法で定められた惰行法に使わずに走行抵抗データを実測。計測したデータの中から小さい値を選別し、走行抵抗を設定した。他のモデルについては、すべてこの燃費訴求車の最終目標燃費が指標となって、不正が行われた。

「開発部門からは29.0km/リットルまではめどがついた。あとの0.2km/リットルについては走行抵抗を確認すると報告がなされている」(中尾氏)

中尾氏はこの段階で、計測データの中からより燃費に有利な小さな値を選別した可能性がある。だが、同社の報告は、いまだ詳細に及んでいない。適法な手法で行った場合の燃費と公表燃費のかい離は不明だ。

「軽自動車の燃費は連休明けに。それ以外の車両は膨大な試験量になるので、そのスケジュールを作成中」(中尾副社長)とした。

《中島みなみ》

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