トンネル内で脱線の長良川鉄道、10日ぶり全線の運転を再開

鉄道 企業動向

脱線事故の影響で美濃市~北濃間の運転を見合わせていた長良川鉄道は、4月25日の初発から全線の運転を再開した。

同社と運輸安全委員会の発表などによると、事故は4月15日、洲原~母野間の須原トンネル(岐阜県美濃市)で発生。列車がトンネル中央付近の右カーブで、進行方向の左側に振られる形で側壁にぶつかり、後方の車輪が脱線した。これにより運転士1人が負傷した。

長良川鉄道によると、トンネルの入口から4本目の左側レールが破断しており、この部分の周辺にあるレール締結装置のボルト6本が緩んでいた。2015年7月の軌道検査や今年4月8日の徒歩巡回、13日の列車巡回では異常がなかったという。

こうしたことから同社は、トンネル内部の漏水が長期間に渡ってかかり続けたことでレールが腐食し、列車走行時の横圧によるヒビの進行なども重なってレールが破断。列車の脱線につながったと推定している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る