【北京モーターショー16】地元ショーで怒濤の勢いを見せた、北京汽車集団

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北京汽車 紳宝OFF SPACE(北京モーターショー16)
北京汽車 紳宝OFF SPACE(北京モーターショー16) 全 31 枚 拡大写真

北京汽車をはじめとして、いくつものメーカーやブランドを抱える北京汽車集団(BAIC)は、地元ということで広大なブースを展開。未来的なコンセプトカーや発売されたばかりの新型車、そして発売予定モデルを大量に出展した。

【画像全31枚】

メインステージに置かれたのは、北京汽車の2台のコンセプトカー。乗用車ブランド「紳宝」のクロスオーバー『OFFSPACE』と、電動モデルのブランド「北汽新能源」の電動スポーツカー『ARCFOX-7』だ。

紳宝OFFSPACEはSUVの力強さとMPVの室内空間を兼ね備えたラグジュアリー・クロスオーバーの提案。外観は直線的なクロームのモールと「ダイヤモンド・カットライン」と呼ぶエッジが優雅な雰囲気を演出し、SUVらしいアンダーボディと融合している。

内装はインパネ上部に並べられた3枚の液晶ディスプレイと、キャビンを前後に貫く「フローティング・トンネル」が特徴。トンネル上部には液晶画面の操作をするためのトラックパッドがある。駆動メカニズムについての説明はなく、紳宝ブランドの将来形を模索するデザインスタディと捉えるべき提案だ。

ARCFOX-7は北汽集団がバルセロナに持つEVの開発拠点、BJEV R&Dセンターの提案で、フォーミュラEマシンのシャシー寸法を参考にして作られた電動スポーツカー。このR&Dセンターは元F1ドライバーのアドリアン・カンポスが率いるカンポス・レーシングとの合弁で設立された。ちなみにカンポス・レーシングはフォーミュラEで、中国チームのマネージメントやオペレーションを担当している。

ARCFOX-7のメカニズムも展示されなかったが、出力603hpのモーターで260km/hの最高速度と約300kmの航続距離を達成するという。また北汽新能源 ではこうしたEVを充電できるシステム「能量管理中心」(エネルギー・マネージメントセンター)のイメージも展示。風力と太陽光で発電し、非接触給電する方式が想定されている。

なお「ARCFOX」はEVコンセプトのシリーズ名になっているようで、ほかにもマイクロコミューター『ARCFOX-1』も展示された。こちらはタッザーリ(イタリア)の電動マイクロカー『ZERO EM-1』をベースにした提案。このほか 北汽新能源のEV『EX200』が牽引する「太陽能移動充電車」のコンセプトモデルも展示。これは走行中に発電することで電力を補助するという提案だという。

いっぽう量産モデルとしては紳宝ブランドが1月に発売したばかりの『X55』のドレスアップ版と、間もなく発売される予定の『X35』を展示。X55の寸法は全長4405×全幅1809×全高1685mm、ホイールベース2650mmとなっている。X35は全長4300×全幅1805×全高1640mm、ホイールベース2570mm。エンジン排気量はどちらも1.5リットル。

オフロード系モデルのブランド「北京」では、2016年秋に発売する予定のコンパクトSUV『BJ20』を公開。展示車両は内外装にドレスアップが施され、ラグジュアリーなイメージにされていた。パワートレインは1.5リットルターボにCVTが組み合わされている。寸法は全長4451×全幅1844×全高1910mm、ホイールベース2670mm。

このほか、昌河汽車の新モデルも北京汽車ブースに置かれていた。昌河汽車は2013年に北汽集団が株式の70パーセントを取得し、傘下に収めたメーカーだ。『Q25』は紳宝の既存モデル『D20』がベースで、『Q35』は紳宝X35とプラットフォームを共有するSUV。エンジン排気量はどちらも1.5リットル。

現在はスズキ車をベースにしたモデルを中心に展開している昌河汽車だが、今後は北京汽車とプラットフォームやコンポーネントを共有した車種でラインナップを充実させてゆくことになるようだ。

《古庄 速人》

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