東京メトロ、九段下駅ホームを赤白塗装…ベビーカー事故受け

鉄道 企業動向
ベビーカー事故を受け赤白2色の「注意喚起シート」が貼られたホーム。隙間の検知幅も従来の15mmから10mmに変更して精度を上げた。
ベビーカー事故を受け赤白2色の「注意喚起シート」が貼られたホーム。隙間の検知幅も従来の15mmから10mmに変更して精度を上げた。 全 1 枚 拡大写真

東京地下鉄(東京メトロ)は、九段下駅の半蔵門線ホームで発生したベビーカーの引きずり事故を受け、具体的な再発防止策を進めている。4月25日と27日には、ホーム先端の白線から線路側に、赤白2色の「注意喚起シート」を貼り付けた。

車掌の視認性向上や安全注意喚起を図ることが主な目的で、利用者に対しても接触や転落防止の警告となる。他の駅も本年度中にシートが貼り付けられる予定だ。

事故は4月4日に発生。ベビーカーを押した利用者が押上駅に向かう列車に乗り込もうとしたところ、車両のドアが閉まり、ベビーカーの脚がドアに挟まった。列車はベビーカーを挟んだまま出発。ホーム端に設置された線路立入防止の鉄柵にベビーカーが衝突し、分解した。

原因の第一は、ドアが異物を挟んでも異常を検知しない保安上の問題だった。東京メトロでは、隙間の検知幅を15mmに設定。それ以上の場合は開放状態と認識し、列車外側の各ドア上の車側灯が赤色に点灯する。事故当時のベビーカーは、この検知をすり抜け、車掌は全てのドアが閉まっていると判断した。事故後、同社はこの検知値を10mmにして精度を上げた。

また、東京メトロは事故翌日から、九段下駅の半蔵門線ホームに警備員を常駐させている。ラッシュ時以外は職員がいなかったホームに、運転時間中は駅員と警備員のどちらかがいるようにして車掌を支援する体制にした。同社は他の駅でも警備員の配置を順次拡大させている。

《中島みなみ》

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