ポルシェ、研究開発担当取締役が退任…ディーゼル問題の影響

自動車 ビジネス 企業動向
ポルシェのヴォルフガング・ハッツ取締役
ポルシェのヴォルフガング・ハッツ取締役 全 1 枚 拡大写真

ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは5月3日、研究開発部門担当のヴォルフガング・ハッツ取締役が退任すると発表した。

ヴォルフガング・ハッツ取締役は現在57歳。2011年2月から、ポルシェの研究開発部門を率いてきた。在任中、『918スパイダー』をはじめ、多くの新型車を発売し、成功を収めている。

また同取締役は、2015年のルマン24時間レースにおいて、最高峰のLMP1クラスを制したレーシングカーの開発にも貢献。さらに、EVスポーツコンセプトカー、『ミッションE』の開発でも、重要な役割を果たしてきた。

今回の退任の理由は、フォルクスワーゲングループのディーゼル不正問題の影響。同氏は2015年9月の問題発覚後、社内調査を受けてきた。同氏が不正に関わった証拠はない、と結論づけられたが、同氏の申し出により、ポルシェを退職することに。

ポルシェ取締役会のオリバー・ブルーメ会長は、「ヴォルフガング・ハッツ取締役の優れた作品の集大成といえるのが、2015年のルマンを制したLMP1マシンだった」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. まるでスポーツカー、アキュラの新型SUV『RSX』世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る