4日正午ごろ、福井県大野市内の市内の市道で、路上駐車していた軽乗用車が無人の状態で滑走。近くを歩いていた90歳の女性に衝突する事故が起きた。この事故で女性は死亡。警察はクルマを運転していた69歳の男性から事情を聞いている。
福井県警・大野署によると、現場は大野市佐開付近で幅員約3mの直線で、緩やかな勾配となっている。同市内に在住する69歳の男性はエンジンを掛けたままの状態で路上に軽乗用車を駐車。配達のためにその場を離れたが、この直後にクルマが無人のまま滑走を開始。手押し車を使いながら近くを歩いていた90歳の女性に衝突した。
女性は転倒した際に胸部などを強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡している。警察は男性から過失致死容疑で事情を聞いている。
聴取に対して男性は「サイドブレーキを掛けたかどうかをはっきりと記憶していない」などと供述しているようだ。警察では適切な駐車措置を行わなかったことが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。