千葉港の新たな旅客船ターミナル、45分のクルーズ船から[フォトレポート]

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ピンク色の海賊船、3階層「アニバーサリークルーズ」(千葉中央港旅客船桟橋付近)
ピンク色の海賊船、3階層「アニバーサリークルーズ」(千葉中央港旅客船桟橋付近) 全 50 枚 拡大写真

ことしの大型連休直前にオープンした千葉みなと旅客船ターミナルに、“期間限定の海賊船”がやってきた。このピンク色の3階建て遊覧船に乗り、45分のクルーズで見えた千葉港の新観光スポットや周辺の港湾施設を写真50枚とともに見ていこう。

4月下旬から本格稼動し始めた千葉みなと旅客船ターミナル等複合施設「ケーズハーバー」(千葉市中央区中央港)は、千葉中央ふ頭の付け根に誕生。JR京葉線・千葉モノレール 千葉みなと駅から徒歩10分ほどの距離で、県立美術館や中央郵便局、ポートタワーなどが隣接する。自動車運搬船から陸揚げされた輸入車などが保管されている広大な駐車場もこのふ頭にある。

開港から5月8日までの土日祝日に運航されたこの海賊船版クルーズは、一日6便(11~18時)が設定され、中央ふ頭の対岸にあるJFEスチール東日本製鉄所や、丸紅エネックス千葉ターミナル、千葉コンテナ中央ふ頭コンテナターミナルなどを45分間でめでるというもの。最後の週末は、一回の便に約40人の乗船客の姿があった。

また、新たに誕生した千葉みなと旅客船ターミナル「千葉中央港旅客船桟橋」は、全長50mの桟橋をはじめ、レストランやカフェ、ダイビングショップ、フラワーショップ、エステサロンなどが入居するターミナル施設「ケーズハーバー」を含めた複合型ターミナル。民間活力を積極導入し、ターミナルには有料駐車場なども完備された。

ターミナル内でチケット(1200円)を購入し、“海賊船”に乗り込む。船のエンジンが回り始めると、いったん後退し、船首を南へ向け、桟橋を離れていく。ターミナルと桟橋の間に整備された遊歩道や芝生には、電動立ち乗り二輪車(セグウェイ似)に乗った子どもたちや、デートを楽しむ男女、浜風にあたるサイクリストたちの姿が見えた。

また、空を見上げると、羽田空港へと着陸態勢に入る旅客機(南風ルート)が、ビルの足元を見るとJR京葉線を行くE233系、E257系などの姿もあった。

この船についてスタッフは、「広島、伊勢、神戸と拠点を移し、いま東京湾で活躍しているもの。この大型連休まででいったん運航を終えるけど、このあとチャーターやイベントなどで何度も千葉港にやってくる予定」と教えてくれた。

「この旅客船ターミナルを発着する定期便は、『あるめりあ』(千葉港めぐり観光船、千葉ポートサービス)が毎日運航されているから、そっちも乗ってみて」

あるめりあ号は現在、「幕張沖遊覧コース」「港めぐりコース」が各1便運航中。日曜・祝日は、幕張沖遊覧コースが1便追加され合計3便が運航される。

《レスポンス編集部》

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