トヨタとIUCN、絶滅危惧生物の評価で協働…2016年は120万ドルを助成

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタとIUCNの記者会見
トヨタとIUCNの記者会見 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車とIUCN(国際自然保護連合)は5月10日、5年間のパートナーシップを通じて、「IUCN絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト(IUCNレッドリスト)」の強化に取り組むことを発表した。

IUCNレッドリストは、過去・現在の、あるいは今後予測される兆候をふまえ、生物種絶滅のリスクを評価。現在までに約8万種のアセスメント(評価)を実施し、2万3000種以上が絶滅の危機に直面していることが明らかになっている。

今後、トヨタの支援により、2万8000種以上の生物種を対象に絶滅危険性のアセスメントを実施するが、この中には、世界人口のかなりの部分が依存している主要な食糧源が含まれており、生物多様性の損失を食い止めるためのデータや食糧安全保障に関する知見を大幅に拡充する。

IUCNレッドリストの強化は、今後の地球規模での生物多様性保全の指針となるものであり、世界の何億もの人々の生活にプラスの影響をもたらす取り組みとなる。トヨタにとって、IUCNレッドリストへの支援は、クルマの負荷を限りなくゼロに近づけるとともに社会にプラスをもたらすことを目指す「トヨタ環境チャレンジ2050」の実現に向けた重要なプロジェクト。トヨタはこのプロジェクトを5年間支援する予定で、2016年は、約120万ドル(約1億3000万円)の助成を実施する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る