いすゞ、16年度普通トラック市場でシェア35%目指す…新型 ギガ 効果などで

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新型GIGA(ギガ)
新型GIGA(ギガ) 全 3 枚 拡大写真

いすゞ自動車は、昨秋に全面改良した大型車『ギガ』の効果やボディ架装の納期短縮などにより、2016年度の国内普通トラック市場シェア35%を目指す方針を示した。前年度実績に対しては1.6ポイントの上昇を見込むことになる。

いすゞの川原誠取締役専務執行役員が5月11日に都内にある本社で開いた決算会見で明らかにした。川原専務は16年度の普通トラック市場について「大型の物流系トラックを中心に引き続き底堅い需要が継続するとみている。前期比5%程度の伸びとなる9万3000台を想定している。ちなみに4月の全需は前年同月比15%強の強い伸びを示している」と解説。

いすゞの販売に関しては「昨年秋にフルモデルチェンジしたギガの市場での評判は非常に高く、受注を伸ばしている。4月は前年同月比19%増と全需の伸びを上回る好調さを維持している。受注残も多く抱えていることから必ずシェアアップできると思っている」と述べた。

15年度のいすゞの普通トラック販売は前年度比2.6%減の2万9469台とシェアも33.4%と1.1ポイント落としている。川原専務は「下期は大型車『ギガ』の立ち上げや架装納期の長期化などの影響もあって登録販売が大幅に遅れることになった」と説明した。

その一方で「今年度は架装メーカーのキャパシティーもだいぶ確保しているし、標準ボディを付けた車も在庫として用意するので、シェアアップは必ずできると思う。シェア35%を目指したい」と述べた。

《小松哲也》

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