三菱、日産との資本提携で「不祥事生んだ開発部門を改革」へ

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三菱自動車本社(12日)
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5月12日、日産自動車との資本提携の道を選んだ三菱自動車。日産の傘下で、新たに出発する三菱自動車が掲げるのが、抜本的な改革だ。

今回、三菱自動車が窮地に陥った最大の原因は、一部軽自動車の燃費データ不正。問題はこれだけにとどまらず、25年前の1991年から、国内法規で定められた燃費データ計測方法とは異なる試験で、燃費を測定していたことが判明した。

また過去には、大型トラックのタイヤ脱落事故を契機とした不祥事の発覚や、ダイムラー・クライスラー(当時)の経営支援中止を受け、平成16年に経営危機に。平成25年4月には、リコール(回収・無償修理)への対応が不充分で、国土交通省から立入検査を受けている。

今回、三菱自動車は、日産との資本提携を受けて、「燃費データ不正を含む三菱自動車の不祥事が、開発部門を中心として生じていることから、開発部門を中心に企業風土・意識の改革を行うことが必要」と説明。

さらに、「日産からの人的・技術的支援を受けることにより、三菱自動車の開発部門の改革を進めることができると考える」とコメントしている。

《森脇稔》

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