アウディ、EVで新車攻勢…2018年から毎年新型車投入へ

エコカー EV
アウディ e-トロン・クワトロコンセプト(フランクフルトモーターショー15)
アウディ e-トロン・クワトロコンセプト(フランクフルトモーターショー15) 全 3 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、アウディ。同社が、EVの新車攻勢に打って出ることが分かった。

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これは5月12日、アウディがドイツで開催した年次株主総会において、明らかにしたもの。同社のルパート・シュタートラーCEOは、「2018年から、毎年新しいEVを発売していく」と発表している。

すでにアウディは、2015年秋のフランクフルトモーターショー15で初公開したEVコンセプトカー、『e-トロン・クワトロコンセプト』の市販版を2018年に投入することを決定済み。

同車は、SUVタイプのEVコンセプトカー。ボディサイズは、全長4880mm、全幅1930mm、全高1540mm。アウディのSUV、「Qモデル」では、『Q5』と『Q7』の中間サイズとなる。クーペのようなデザインでエアロダイナミクス性能を追求。Cd値は0.25と、SUVセグメントで最高の数値とした。

EVパワートレインは、モーターが3個で、フロントアクスルに1個、リアアクスルに2個を搭載する。3個のモーターの合計出力は、435ps。ブーストモードでは、最大出力503ps、最大トルク81.6kgm以上を引き出す。4輪を駆動するクワトロとなり、0-100km/h加速4.6秒、最高速210km/h(リミッター作動)の性能を持つ。

二次電池は、蓄電容量95kWhの大容量リチウムイオンバッテリーで、キャビン下の前後アクスルの間に配置。1回の充電で最大500km以上の走行を可能にした。バッテリーのフル充電に要する時間は、およそ50分。

アウディは、このe-トロン・クワトロコンセプトの市販版を、ベルギーのブリュッセル工場で2018年から生産する計画。これに続く形で、毎年新型EVを投入していくことになる。

《森脇稔》

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