【GARMIN ForeAthlete235J インプレ後編】健康的なライフスタイルを楽しむ人にうってつけのモデル

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鎌倉の山道を軽く走って江ノ島へ。心拍数95。ゴールしたばかりなので胸がはずむ
鎌倉の山道を軽く走って江ノ島へ。心拍数95。ゴールしたばかりなので胸がはずむ 全 15 枚 拡大写真

米国ガーミン社からGPSランニングウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズから最新モデルとして「ForeAthlete235J」が登場。手首で心拍数が取れるモデルであり、GPS機能や提供されるWEB上のデータ管理で、その使い勝手はさらに広がる。

◆心拍数の推移、走行ルートや高度などもしっかり記録…モチベーションアップに貢献

インプレ前編では手首で取れる心拍計という点に言及したが、後編ではそれにGPS機能が加わることでどれだけ画期的なことができるのかを紹介してみたい。簡単に言えば、「上り坂ではハアハアした」「ツラかったのでペースが落ちた」などの記録がすべて、手首につけたForeAthlete235Jにデータとして保存されているのである。

もちろんForeAthlete235Jそのものは腕時計タイプなので、必死に走っているときは心拍数を数値で確認するのが精一杯だ。しかしスタートボタンを押してからストップボタンを押すまでの心拍数の推移、走行ルートや高度などの位置情報はしっかりとデータ集積されている。家に帰って(トレーニング途中でもできるが)データをスマホやパソコンに転送すればその日の運動量が一目瞭然となる。

デバイスと呼ばれるForeAthlete235Jが記録した各種データは、Bluetoothを経由してスマホに転送される。データを送ることは「同期」と呼ばれる。あるいはBluetoothやAnt+、USBを経由してパソコンに転送される。転送されたデータはガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というサイトに蓄積。スマホでもパソコンでもどちらかで同期したら、あとはどちらでも同じデータを閲覧できるのでとても便利だ。

トレーニングデータは距離やペースのほか、心拍数や活動内容をもとにした最大酸素摂取量(VO2Max)の推定、トレーニング後の休息必要時間の算出、レース出場時の予想タイム計算なども行う。自動的にその日走ったコースがアップロードされるので、何度も同じコースに挑戦してレベルアップをチェックすることもできる。これはモチベーションアップには欠かせない。

◆ただの記録装置ではない…まるでパーソナルトレーナー

ガーミンにはベーシックなライフログバンド「vivofit」に光学式心拍計がついた「vivofit HR」もあるが、「ForeAthlete235J」はそれにトレーニング指針となるガイド機能、さらにはこれまで練習日誌にメモ書きしていたようなデータが自動でWEB管理できる機能が付加されている。

例えば新機能として搭載されたリカバリーアドバイザーは、これだけの強度の運動をしたら身体を回復させるためにこれだけの時間が必要ですよという指示を出してくれる。12時間と表示されたなら、同じ強度の運動はリカバリーアドバイザーが提示した時間がクリアになるまでやらないほうがいいということだ。

つまり、ライフログバンドの中にパーソナルトレーナーが入ったという感じ。運動中に強度が軽すぎてトレーニングにならない場合は「イージー」というエリアに指針が表示され、「もう少しペースを上げましょう」と鼓舞してくれるかのようだ。

◆実際に走ってみた…シンプルな表示が◯

インプレのために鎌倉のトレールを走ってみた。5段階で表示される画面の心拍ゾーンはのんびり歩きなら水色のイージー。次第に上り坂が険しくなると緑色のゾーンになり、オレンジになり、かなりペースを上げてみるとレッドゾーンに。「これでは乳酸がたまってしまって有酸素運動にならない」と分かるわけで、ペースを下げる。トレーニング時にはこういったシンプルな画面表示が役に立った。最終的にこれらのデータを取り込んでみると、実走に関わるあらゆるデータがWEB管理サイトに表示されるから驚きだ。

鎌倉のトレールは地図上に掲載されないようなルートだが、これがものの見事にWEB上に記録されている。カーソルを地図上に置いてみるとそれが高低表でどの位置なのか、そのときの心拍数やペースはどうだったかが一目瞭然。これはいい。体育会の時代にどうしてこんなデバイスがなかったんだろう? いや遅くはない。現在でも有効活用すれば健康を必ず手に入れることができるだろう。

ForeAthlete235J、もちろんランニング愛好家のために開発されたモデルだろうが、健康的なライフスタイルを楽しもうという人にもうってつけのアイテムである。

《山口和幸》

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