市光工業が発表した2016年3月期連結決算は、為替差損の影響で経常利益が前年同期比3.5%減の30億0700万円だった。
売上高は自動車部品事業が好調だったため、同8.5%増の1021億4300万円と増収だった。
自動車部品事業は、国内の受注が順調でタイ子会社も新製品効果で増収となった。中国の持分法適用会社を連結子会社化した影響が通年化したこともあって増収となった。
収益では、国内増収による影響やタイ子会社の赤字幅が減少したため、営業利益が同371.8%増の24億2900万円となった。当期純利益が同6.0%増の25億0500万円だった。
今期の通期業績見通しは、売上高が同10.9%増の1133億円、営業利益が同15.3%増の28億円、経常利益が同29.7%増の39億円、純利益が同23.7%増の31億円と増収増益を予想する。