【ガーデニングショウ16】ホンダ、フランス風の庭を再現して自社の汎用品を一堂に

自動車 ビジネス 国内マーケット
ホンダのブースに展示された同社の汎用品
ホンダのブースに展示された同社の汎用品 全 6 枚 拡大写真

「第18回国際バラとガーデニングショウ」が5月13日、西武プリンスドームで開幕したが、その広い会場で存在感を示したのがホンダだ。唯一二階建ての建物を設置し、遠くからでもすぐわかるほどだった。

「今回はパリ郊外の戸建て住宅と庭をイメージし、ホンダの汎用品を使った暮らしを提案しました。昨年12月にコンセプト、1月にデザインを決め、3月から植物を育てるなどして、この展示会のために長い時間をかけて準備をしてきました」と同社関係者は説明する。

そして、耕うん機や芝刈機、発電機など自社製の汎用品を庭にうまくマッチするように配置し、車庫には軽自動車『N-ONE』とスクーター『PCX』。また、室内は画廊のようになっていて、絵のなかにさりげなくホンダの汎用品が描かれていた。

そのほかにもさまざまな趣向が凝らされていた。例えば、庭にはフランスの古城にある門をモルタルで再現。その壁にはル・マン24時間レースのサルト・サーキットと鈴鹿サーキットの絵が描かれ、本田宗一郎氏の言葉がフランス語で添えてあった。

「技術も芸術もいいものにするには女性のことがわからなければいけない」

今回の展示会は来場者の多くが女性で、自社製の汎用品もただ並べるだけでなく、女性に気に入られるようにいろいろと工夫をしたという。

12年前に初出展した時には、ホームセンターのジョイフル本田と間違えられたり、ホンダが耕うん機などをつくっていることを知らなかった来場者が多かったが、「今ではクルマやオートバイをつくっているホンダと、汎用品をつくっているホンダが同じ会社であることを来場者のほとんどに知ってもらえるようになった」と同社関係者。

耕うん機をはじめ、ホンダの汎用品は現在、売れ行き好調とのことだが、こうした展示会での地道な活動が奏功していると言っていいかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  5. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る