【人とくるまのテクノロジー16】キヤノン、試作回数やコスト削減に貢献するソリューションを紹介

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キヤノンブース(イメージ)
キヤノンブース(イメージ) 全 2 枚 拡大写真

キヤノンは、5月25日から27日までパシフィコ横浜で開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2016」にMR(Mixed Reality)システム「MREAL」のブースを出展する。

キヤノンブースでは、現実映像とCGを融合し、広画角・高精細で3D映像を投影するヘッドマウントディプレイを使用して、デザインの検証や組立・メンテナンス作業の検証など、さまざまな用途で試作回数やコストの削減に貢献するソリューションを体験することができる。

同社は、ヘッドマウントディプレイの新製品「MREALディスプレイMD-10」を利用して、自動車の外観や内装のデザインを実物大で検証するデモを実施する。新製品は広画角で、狭い空間で自動車の外観を確認できるほか、運転席からハンドルやカーナビなどの操作性を俯瞰で検証可能。また、塗装の深みや金属の光沢感、内装の質感を現実に近い高精細な3D映像で確認できる。

また、作業者の動作や姿勢をモーションキャプチャーで登録し、作業性を検証できるデモを実施。作業者のデータはPC上で体格を自由に変更できるため、体格差を考慮した作業性の検証が可能になる。これにより、作業の様子をビデオで撮影して分析したり、PC上で人間のさまざまな姿勢のモデルを作成して分析するなど、設計・作業の両面で生産性を向上させることができる。

そのほか、重機から排出される熱や気流を色で可視化し、実物大の3D映像で確認するデモンストレーションを実施。さまざまな距離や角度から正確な検証を可能にし、試作回数を削減できる。

《纐纈敏也@DAYS》

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