フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは5月16日、現行『スペルブ』の累計生産台数が10万台に到達した、と発表した。
スペルブは1934‐1942年、旧チェコスロバキアで生産されていたモデル。2001年に、フォルクスワーゲン『パサート』の中国向けロングホイールベース車、『パサートLingyu』をベースに、専用フロントマスクを装着して復活した。シュコダの最上級車に位置付けられる。
2008年3月、ジュネーブモーターショー08では、2世代目へモデルチェンジ。2009年9月のフランクフルトモーターショー09では、ステーションワゴンの『スペルブコンビ』がデビュー。3月のジュネーブモーターショー15では、3世代目となる現行型が、初公開された。
3代目スペルブの外観は、シュコダの新しいデザイン言語を導入。とくにフロントマスクには、シュコダ伝統の縦基調の新グリルが与えられた。インテリアは、クラス最大級の室内スペースを追求。新型の車台は、フォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」がベース。
5月16日、シュコダのチェコ・クヴァシニ工場から、現行スペルブの累計10万台目がラインオフ。2015年3月の生産開始から、1年2か月での10万台達成となった。2001年の初代から数えると、累計生産台数は85万台を超えている。