マツダ女性レーサー育成プロジェクト、1期生が連続表彰台を獲得

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3位の小松寛子選手(左)と井原慶子プロジェクトリーダー(右)
3位の小松寛子選手(左)と井原慶子プロジェクトリーダー(右) 全 7 枚 拡大写真

マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクト(MWIM)1期生、小松寛子選手が、5月22日に筑波サーキットで開催されたロードスター・パーティレース 東日本シリーズ第2戦で3位表彰台を獲得した。

小松選手は、5月5日に筑波サーキットで行われた同シリーズ第1戦にも参戦し、予選1位からスタートして決勝レースでは3位表彰台を獲得。2戦連続表彰台に上り、現在シリーズランキング3位につけている。

レースを終えた小松選手は「予選はポジション取りに失敗してしまい4位だったが、決勝はスタートがきまり、1コーナーを抜けたタイミングで3位になることができた。昨年MWIM訓練中に教えてもらった内容を元に練習をしてきた結果、2戦連続で3位表彰台を獲得でき非常に嬉しい。この結果に満足することなく、さらに上のポジションを狙っていきたいと思う」とレースを振り返った。

同日開催されたNDクラスにはMWIMから岩岡万梨恵選手と関崎祐美子選手が初参戦し、岩岡が9位、関崎12位で完走した。

MWIMプロジェクトは、FIA(国際自動車連盟)とJAF(日本自動車連盟)が提唱する「WOMEN IN MOTORSPORT」の活動へマツダが賛同し、FIA Women in motorsport commission アジア代表委員の井原慶子氏とともに「自動車産業およびモータースポーツ界における女性の活躍」を推進していくプロジェクトとして2015年1月に発足。第1期訓練生を募集し、26名が訓練に参加した。

第1期訓練生は、自動車の基本理論や運転技術のほか、メンタル・フィジカルの研究や女性の特性を生かした活躍方法を井原氏から学び、今年から実践でスプリントレースにデビュー。前週の5月15日にスポーツランドSUGOで行われたロードスター・パーティーレース北日本シリーズ第2戦で、同じく第1期生の北平絵奈美選手が初参戦し、3位表彰台を獲得するなど、参戦したすべてのシリーズで表彰台を獲得している。

今年は、300名の応募から5名のドライバーと4名のモータースポーツ関連研究枠の計9名が第2期生として合格し、山口県のマツダ美祢試験場で訓練を受けている。第2期生も6月までのすべての訓練メニューを修了した後、7月以降に実践デビューする予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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