旭化成、リチウムイオン二次電池用セパレーターの設備能力を増強

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リチウムイオン二次電池用セパレータ「ハイポア」
リチウムイオン二次電池用セパレータ「ハイポア」 全 1 枚 拡大写真

旭化成のセパレータ事業本部は5月25日、守山製造所(滋賀県守山市)のリチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」の設備を増強すると発表した。

旭化成グループは、LIB用セパレータとして湿式の「ハイポア」、乾式の「CELGARD」、湿乾双方を手がけるメーカーとして世界トップシェアを誇っている。現在、ハイポアは滋賀県守山市および宮崎県日向市に、CELGARDは米国および韓国に生産拠点を設け、積極的に事業を拡大。今後、ハイブリッド自動車や電気自動車など、車載用途のLIB用セパレータ需要拡大に向けた安定供給体制を強化するため、今回、守山製造所においてハイポアの設備増強を決定した。

今回、守山製造所の年間生産能力を約6000万平米増強。同社グループのLIB用セパレータの生産能力は、湿式が約4億1000万平米、乾式が約2億平米となり、合計約6億1000万平米となる。同社グループでは、本件投資以降も今後の需要拡大に伴い、2020年までに、湿式・乾式合わせて11億平米の供給体制を整備する計画。なお、これらの増設に必要な投資額として、150億円から200億円程度を見込んでいる。

《纐纈敏也@DAYS》

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