「自動ブレーキ」名前の認知度97.3%も、半数は機能を誤解…JAF調べ

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トヨタのプリクラッシュセーフティシステムのデモンストレーション(資料画像)
トヨタのプリクラッシュセーフティシステムのデモンストレーション(資料画像) 全 10 枚 拡大写真

JAF(日本自動車連盟)は、全国のドライバー3万5614名を対象に、「自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」や「ぶつからない車」などASV(先進安全自動車)への関心度・認知度・理解度に関する調査を実施。その結果をインフォグラフィック「自動車の未来」としてJAFホームページ内で公開した。

調査結果によると、「自動ブレーキ」などの名称については97.3%が知っていると回答。しかし、その機能や効果まで知っている人は50.4%、装置が作動しない条件も知っている人は24.8%と、名前の認知に比べ実際の理解は進んでいない実態が明らかとなった。

次に、「自動ブレーキ」や「ぶつからない車」はどんな装置かについて尋ねたところ、その特性を正しく答えた人は54.6%と低く、45.2%は「自動ブレーキ」に対して過度な信頼をしており、十分な理解が進んでいない実態を浮き彫りにする結果となった。誤った回答として最も多かったのは「前方の車や障害物等に対し、車が自動的にブレーキをかけて停止してくれる装置」(39.8%)。次いで「車が発進する際や走行中に、アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐ装置」(4.1%)、「ブレーキ操作を行わなくても良い装置」(1.3%)、「わからない」(0.3%)と続いた。

また、「先進技術の導入により、最も役立つものは何か」との問いでは、「運転操作や判断ミスの防止」(84.5%)、「運転疲労の軽減」(10.8%)、「渋滞の減少」(3.5%)の順だった。

《纐纈敏也@DAYS》

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