【ホンダ アコードハイブリッド】開発責任者「大幅に静粛性を向上」
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今回の改良点のうち静粛性について開発責任者を務める本田技術研究所四輪R&Dセンターの二宮亘治氏は「マイナーチェンジでは普通やらないくらいの対応を今回は図った」と明かす。
というのも「(アコードに搭載の)2モーターのハイブリッドシステムはエンジンの効率を最も高めるようなエンジンの動作をさせるので、アクセルを踏み込めばエンジン音が高まって、それに応じた加速をするといった通常のガソリンエンジン車はと違った制御をしている。このため、同じエンジン音であっても違和感として受け止められていた」からだ。
そこで「フロアのブレースバーやダイナミックダンパーの追加、パワートレインの制御改良、吸遮音材の追加、フロントドアには合わせガラスを採用するなど抜本的な対策をし、大幅に静粛性を向上させている」という。
一方の荷室に関しては「バッテリーセルの改良と合わせ、バッテリーの冷却効率の向上、ECUの機能統合や補機類の小型軽量化を行い、IPU(インテリジェントパワーユニット)全体として従来比33%の小型化、12.8%の軽量化を実現し、荷室の使い勝手を向上」とし、具体的には従来比26リットル増の424リットルの荷室容量を確保している。
《小松哲也》