ホンダ、技術テーマで自動車技術会賞を4件を受賞

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本田技術研究所四輪R&Dセンター
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ホンダは5月26日、本田技術研究所の技術者が「第66回自動車技術会賞」の「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「論文賞」の各賞にて計4件を受賞したと発表した。

自動車技術会賞は、自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的に1951年、自動車技術会により創設。現在、「学術貢献賞」「技術貢献賞」「浅原賞学術奨励賞」「浅原賞技術功労賞」「論文賞」「技術開発賞」の各賞を表彰している。

今回、上地幸一氏が「自動車の安全性能向上に関わる技術の進歩発展への貢献」で技術貢献賞を受賞。日本初の前突用エアバッグの実用化とその進化に携わり、車両安全にかかわる基礎研究から応用技術開発まで幅広く関与してきた点が評価された。

矢崎学氏は「Vibration Reduction in Motors for the SPORT HYBRID SH-AWD」で浅原賞学術奨励賞を受賞。矢崎氏は、究極集中巻形式ステーターの磁気回路形状に着目することで、駆動用モーターの振動や騒音の原因となるトルク変動の低減を実現した。

中川喜洋氏も「二輪車のブレーキ鳴き解析におけるディスク残留応力に関する研究」で浅原賞学術奨励賞を受賞。ディスクの振動特性の変化を精度良く再現する手法を考案し、その変化の原因がディスク製造工程での熱処理により発生した残留応力であることを明らかにした。

江上雅裕氏と渡邉真也氏は、「ノイズ低減に空間平均を用いたFFT法による過渡状態の燃料電池Nyquist plot」で論文賞を受賞。燃料電池で発電生成水の過不足などを推定できるナイキスト線図において、空間平均が時間平均と等しいというエルゴード性をノイズ処理に適用し、空間平均の利用により算出精度向上を実現した。

《纐纈敏也@DAYS》

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