マツダ、SKYACTIV-Dの燃焼室構造が全国発明表彰 恩賜発明賞を受賞

自動車 ビジネス 企業動向
新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」の燃焼室構造
新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」の燃焼室構造 全 1 枚 拡大写真

マツダは5月26日、「SKYACTIV-D」に採用した「ディーゼルエンジンの燃焼室構造」の発明が、発明協会主催の平成28年度全国発明表彰にて、最高位の賞である「恩賜発明賞」を受賞したと発表した。

恩賜発明賞は、皇室からの御下賜金を拝受して行う全国発明表彰の象徴的な賞として、最も優秀と認められる発明等の完成者に贈呈されるもの。今回、エンジン性能開発部の志茂大輔氏、パワートレイン技術開発部の金尚奎氏および片岡一司氏の3名が受賞した。

今回受賞した発明は、低圧縮比クリーンディーゼルエンジンSKYACTIV-Dの主要技術。燃焼室形状に卵型楕円関数を採用することで、燃焼室内の縦方向の旋回流を強化。これにより燃料噴霧と空気との混合促進を図り、低圧縮比化によるNOx・すす等の有害排出物の低減効果を最大限に引き出すことに成功した。

同発明を採用したSKYACTIV-Dは、国内外の厳しい排ガス規制(国内ポスト新長期/欧州EURO6)に適合できるレベルまでNOxを低減しながら、燃費を従来比約20%程度改善したことなどが高く評価されている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  5. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る