【人とくるまのテクノロジー16】 クラリティ の大小水素タンク2本が丸見え、 MIRAI との違い…ホンダ

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クラリティ フューエル セルのカットモデルを公開したホンダ(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
クラリティ フューエル セルのカットモデルを公開したホンダ(人とくるまのテクノロジー展2016横浜) 全 20 枚 拡大写真

ホンダは水素で走る燃料電池自動車『クラリティ フューエル セル』のカットモデルを展示。解説担当は、水素タンクを大小2本の設定にした経緯について「現在のパッケージング技術や、安全面、コスト面などで、2本組みとせざるをえなかった」などと来場者に伝えていた。

このクラリティの水素タンクは、後席座面直下に小さな水素タンク、後席背もたれの裏側下部に大きな水素タンクが収まる。トヨタ『MIRAI(ミライ)』も大小2本の水素タンクを搭載するが、大きいタンクが座面直下に置かれるかたちで、クラリティとは大小タンクの置き方が逆だ。

「重量配分バランス、トランク容量、居住空間など、パッケージングの最善をつくすと現状は大小2本の水素タンクをこのレイアウトにせざるをえない。燃料は大小タンクから同じ割合の量で供給される。いずれは1本にしたい」。

同社は、このクルマの発電・駆動機能を、「V6エンジン同等サイズにコンパクト化した」という点も紹介。「従来モデルはセンタートンネルに置いた燃料電池スタックを、小型化しフロントフード下に収め、高効率レイアウトを実現。キャビン空間拡大などに貢献。燃料電池スタックや水素・空気供給システムなどの発電機能、FC昇圧コンバーターや駆動モーターなどの配電・駆動機能をコンパクトに集約し、前後幅、左右幅、高さのすべてでV6エンジンと同等のサイズを実現した」とも伝えていた。

《レスポンス編集部》

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