【ホンダ アコード ハイブリッド】排熱回収ヒーティングシステム初採用「実用燃費を改善」
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というのも「冬場と夏場の実用燃費の差がかなり大きいというのは開発の中でもわかっていた。例えば、かなり寒い時期で走行負荷が低いと、5~6kmエンジンが止まらない状態になる場合がある。そうすると通勤距離が10kmしかないと、エンジンを暖気するために燃料を消費してしまうことになってしまう」と二宮氏は明かす。
そこで「なるべく早く昇温するための技術」として、排熱回収ヒーティングシステムを開発、採用したわけだ。その仕組みは「排気熱を回収し、冷却水の昇温性能を向上することで、EV走行の開始が早まるとともに、早期のフリクション低下が促され、とくに低温時のショートトリップの実用燃費に貢献する」と二宮氏は解説する。
《小松哲也》