【鈴鹿 サウンド・オブ・エンジン 16】F1レジェンドマシン、5台の参加が決定

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
フェラーリ 312T(クレイ・レガッツォーニ車・1975年)
フェラーリ 312T(クレイ・レガッツォーニ車・1975年) 全 5 枚 拡大写真

鈴鹿サーキットは、11月19日・20日に開催するヒストリックイベント「鈴鹿 サウンド・オブ・エンジン 2016」に、F1レジェンドマシン5台の参加が決定したと発表した。

「フェラーリ 312T(クレイ・レガッツォーニ車・1975年)」は、横置きギアボックスや独特なフロントウイングなど、独創的な機構を満載したF1マシン。1975年はニキ・ラウダが5勝、クレイ・レガッツォーニが1勝し、ラウダのドライバーズとともにコンストラクターズチャンピオンも獲得し、ダブルタイトルに輝いた。

「ティレル 006(1972年)」は、1971年にドライバー、コンストラクターのダブルタイトルを獲得したティレルが、1972年終盤に投入したモデル。翌1973年ジャッキー・スチュワートが5勝を記録し、自身3度目のドライバーズチャンピオンを獲得。ティレルを名門チームに押し上げた1台となった。

「ヴェンチュリー LC92(片山右京車・1992年)」は、ラルースチームが1992年、自動車メーカー、ヴェンチュリーの支援を受けて投入した、ランボルギーニV12エンジンを搭載したF1マシン。この年F1にデビューした片山右京がそのステアリングを握り、その後もラルースからは鈴木利男、野田英樹がスポット参戦を果たしている。

「ウルフ WR1(1977年)」は、1977年F1に参戦したウルフが開幕戦アルゼンチンGPに投入。ジョディ・シェクターのドライブでデビューウィンを飾った。ボディ全体が楔形のウェッジシェイプ形状でダウンフォースを稼ぎ出し、かつ軽量・コンパクトに仕上げられていた。この年の最終戦日本GP(富士スピードウェイ)では決勝のファステストラップを記録した。

「アルファロメオ 179C(1982年)」は、エンジンサプライヤーとしてF1復帰したアルファロメオが1979年、ワークスチームとして参戦を開始した時のF1マシン。1982年にかけて179C、179D、179Eと3種類のマシンを参戦させ、1981年最終戦ラスベガスGPでマリオ・アンドレッティが3位入賞。アルファロメオにF1復帰後初の表彰台をもたらせた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  2. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  3. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  4. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  5. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  6. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  7. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  8. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  9. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
  10. サスペンションの新常識! 1G締めがもたらす驚きの効果とは?~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る