【人とくるまのテクノロジー16】車両側センサーでダンパーを可変させる電子制御サスを公開…ショーワ

自動車 ビジネス 国内マーケット
インテリジェント・エレクトロニク・コントロール・アダプティブ・サスペンションやスーパースポーツカー用ハイポイドギヤなどを公開したショーワ(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
インテリジェント・エレクトロニク・コントロール・アダプティブ・サスペンションやスーパースポーツカー用ハイポイドギヤなどを公開したショーワ(人とくるまのテクノロジー展2016横浜) 全 12 枚 拡大写真

ショーワ(埼玉県行田市)は、世界初となる制御ロジック搭載の新世代電子制御サスペンションや、ホンダ(アキュラ)新型『NSX』に採用されたスーパースポーツカー用ハイポイドギヤを先行公開。サスペンションやダンパーなどは四輪用・二輪用ともに注目が集まっていた。

既存の車両センサーを利用し独自ロジックで組んだ電子制御式可変ダンパーシステム「インテリジェント・エレクトロニク・コントロール・アダプティブ・サスペンション」(IECAS、イーキャス)は、横滑り防止装置やABSなどの制御に用いられる車両側センサーを使い、車両挙動を推定、ダンパーを可変させる独自システム。

従来の可変ダンパーシステムは、ばね上・ばね下Gセンサーといった、ダンパー制御用センサーが個々に付いていた。これは「コストや重量面で不利」ということで、同社は、車両側センサーを活用し、4つのダンパーをひとつのセンサーで制御するというアイデアを具現化。IECASは、部品点数削減・コスト低減と、乗り心地向上・操縦安定性の両立を図ったモデルだ。

また、トランスミッション内で駆動の向きを90度転換させる「スーパースポーツカー用ハイポイドギヤ」は、新型NSXに採用された「軽量で高い耐久性、静粛性に優れたモデル」(同社)だ。

同社は、このギヤに特殊バレル研磨や歯面鏡面化を施し、高トルク・高回転に耐えられる耐久性を確保。中空ピニオンギヤと薄肉リングギヤを採用し軽量化を図り、ギヤのかみ合い位置が変化してもギヤ音変化の少ない歯形チューニングで静粛性もアップさせたという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る