トヨタ TRD ヴェルファイア、小さいパーツで大きな効果[写真蔵]

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ TRD ヴェルファイア
トヨタ TRD ヴェルファイア 全 30 枚 拡大写真

空気の流れを計算したエアロだけでなく、ドアスタビライザーとブレースキットで、シャキっとした走りを手に入れたトヨタ『TRD ヴェルファイア』。高速でのフラつきがなくなりコーナリングも楽しめる仕様に仕上がった。

NISMO・STI・無限・TRDの4社で構成されるワークスチューニンググループの合同試乗会で、TRDブランドを展開するトヨタテクノクラフトが持ち込んだヴェルファイアにはパーツは小さいが大きく効果が発揮されるパーツが組み込まれていた。

ドアスタビライザーは2012年に『86』が登場した時にTRDが開発したもので、それ以降ドアキャッチの部分に装着して、ボディ剛性がアップするとして注目を浴びている。

ミニバンにおいてはフロントドアには装着できるが、リアのスライドドアのキャッチ部分が各車で形状が異なることと、フロントドア部分にだけ装着すると全体のバランスが悪くなることが分かり開発を見送っていた。しかし今回ボディ下部に標準装着されているブレースを、強化品ブレースに交換することで全体のバランスが取れることとなりドアスタビライザーと共に装着された。

ドアスタビライザーはドアキャッチのプレート部分にスライド機構が設けられており、ドア側に付けられたスペーサーがスライド機構部分に当たることで、ドアとボディの隙間を埋めてボディ剛性を発揮する。ブレースキットはボディ下部の縦方向の揺れを抑え、スライドドアの大きな開口部で剛性が落ちる部分を補強するパーツだ。実際Bピラー部分から後方の剛性アップが感じられ、コーナリングでの揺り返しや直進での安定がアップしており、長距離の運転での疲れを低減させてくれそうな気配が感じられる。

エクステリアはフロントスポイラー・フロントグリル・フードエクステンション・サイドスカート・フェンダーエクステンション・Bピラーガーニッシュ・リヤクォーターガーニッシュ・リヤアンダースポイラーのエアロが装着され、ダウンフォースを生み出し高速走行時の直進安定性とコーナリングの安定性を生み出してきたのと同時に、その迫力あるデザインで人気を集めている。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る