【人とくるまのテクノロジー16】「分解いらずがウリ」のクルマ内視鏡、エア・ブラウン

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工業用ビデオスコープ「VIPER」とカメラキットを展示したエア・ブラウン(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
工業用ビデオスコープ「VIPER」とカメラキットを展示したエア・ブラウン(人とくるまのテクノロジー展2016横浜) 全 11 枚 拡大写真

エア・ブラウン(東京都中央区)は、工業用ビデオスコープ「VIPER」の体験コーナーを設置。医療分野の内視鏡と同様、細い管の中や、複雑に入り組んだエンジン内部のパーツを観察するのに適したビデオスコープの性能を、実際に画面に映し出して確かめることができた。

台湾の工業用内視鏡メーカー、Mitcorp社が開発・製造するこのVIPERは、3.5インチカラー液晶と、SDカードスロット、ビデオ出力などを備えた工業用ビデオスコープ。展示フロアではこれに加え、胃カメラのように先端を遠隔操作できる先端屈曲操作式カメラケーブルや、先端フレキシブル型カメラスコープ、セミリジッドカメラケーブルの前方版、横方視版、デュアル版と、5種類のカメラを試せた。

このモニタとカメラの組み合わせで、エンジンの燃焼室、カムシャフト、バルブ、吸気・排気といった部分をはじめ、トランスミッション、エンジンマウント、各ジョイント部、空調システム、コンプレッサー、ブレーキ類など、「目視できなかったあらゆる部分に手が届き、見ることができる」という。

同社スタッフは、「ダッシュボードをはずしたり、エンジンを下ろしたりせずとも、肉眼で見づらい部分を観察できるようになり、作業の効率化も図れる。さらに、修理前と修理後の状態を、SDカードなどに記録し、依頼者に見せることで、ユーザーの信頼感や安心感も増す。顧客満足度アップにつながるはず」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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