【人とくるまのテクノロジー16】Aピラーは細く軽く…視野角広げるティッセンクルップの「スリムAピラー」

自動車 テクノロジー 安全
「スリムAピラー」やハイテン材プレス部品などを展示したティッセンクルップ・ジャパン(人とくるまのテクノロジー展2016横浜)
「スリムAピラー」やハイテン材プレス部品などを展示したティッセンクルップ・ジャパン(人とくるまのテクノロジー展2016横浜) 全 7 枚 拡大写真

ドイツ・エッセンに本社を置くティッセンクルップは、クルマのボディ製造段階で、視界拡大・軽量化が実現する「スリムAピラー」を展示。「軽くて細いAピラーにもかかわらず、衝突安全性がアップし、軽量化コストは1.5ユーロ/kgに抑えることができる」という。

スリムAピラーは、コンパクトからフルサイズ、スポーツカー、SUV、ピックアップまで、すべてのセグメントに対応。通常のプレス機・プレスラインで成形ができ、外板・内板サイドパネルと接合しても、従来モデルに比べて視野障害角度を34%も減少させるという。

また、マンガン・ボロン鋼(MBW)によるクラッシュビームを採用したバンパーシステムも提案。製造コストは従来と同等で、最大19%の軽量化が図られ、「同重量のアルミ製バンパーと比較すると、大幅なコスト削減を実現できる」と伝えていた。

形状別では、オープンクラッシュビーム、クラッシュビーム、ロールフォームクラッシュビームの3種類で、重量が従来モデルより13~19.2%軽減、コストが1.3~5%削減できるとも伝えていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  2. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
  3. トヨタ『ヤリスクロス』がハイブリッド・フレックス燃料車に、日本とは違うブラジル専用車
  4. 「ついに樹脂バンパーやめるのかー」ルノー『カングー』が大きくイメチェン! 装備の充実に「豪華ングー」の声も
  5. 『ランクル250』の乗り降りをラクラク快適に、穴あけ不要の専用「電動サイドステップ」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る