史上最速のBMW、DTMのセーフティカーに…M4 GTS

自動車 ニューモデル 新型車
BMW M4 GTS のDTMセーフティカー
BMW M4 GTS のDTMセーフティカー 全 7 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWは『M4 GTS』が2016年シーズンのDTM(ドイツツーリングカー選手権)の公式セーフティカーに起用された、と発表した。

同車は、BMW『4シリーズ クーペ』の高性能モデル、『M4クーペ』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデル。公道のみならず、サーキットで本領を発揮するよう、チューニングが施された。

その特徴は、いっそうの軽量化。CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)をボンネットに使用するなどして、車両重量は1510kgに抑えた。エアロダイナミクス性能も強化。専用の大型リアウィングとフロントリップスポイラーは、カーボンファイバー製で角度調整が可能。フロントバンパーの開口部は広げられ、空気の流れを最適化し、フロントアクスルのリフトを抑える。

タイヤはフロント265/35R19、リア285/30R20サイズのミシュラン「スポーツカップ2」。アルミホイールやリップスポイラーには、オレンジのアクセントが添えられた。サスペンションは専用設計され、サーキットなどの特性に合わせて、3段階に調整できる。ブレーキは、カーボンセラミック。

直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンには、エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げる「ウォーター・インジェクション」を採用。最大出力は431hpから500hpへ、69hpパワーアップ。最大トルクも56.1kgmから61.2kgmへ、5.1kgm強化された。この結果、M4 GTSは0-100km/h加速3.8秒、最高速305km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

このM4 GTSが、2016年シーズンのDTMの公式セーフティカーに決定。ルーフのフラッシュライトをはじめ、バンパーのLEDフラッシャー、無線システムなど、セーフティカーに必要な最低限の装備が追加されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  2. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  3. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  4. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  5. 自動車整備業、2024年度は445件が「消滅」 整備士不足、部品高騰が圧迫
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る