ベルリン生まれの高精細ワイドレンジコーントゥイーター「RS Revelation HAC」

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高精細なワイドレンジコーントゥイーター『RS Audio RS Revelation HAC』
高精細なワイドレンジコーントゥイーター『RS Audio RS Revelation HAC』 全 1 枚 拡大写真

ドイツの首都ベルリンに拠点を置く「RS Audio」は1999年設立された孤高のハイエンドスピーカーメーカー。

代表兼開発者であるロベルト・スカラブリーノ氏は、これまでスピーカーの開発の理念や概念を逸脱したオーバークイリティともいえる精度を求め、20kgものアルミ無垢材から切削加工したワンピース構造のウーファーバスケット、高品位なAritifical
Stone(人工石)のハウジングを採用したトゥイーターなど、こだわりの音響用パーツ類を投入した意欲作"RS Master 2"をはじめ、フラッグシップモデル"RS Master 3"などのスーパースピーカーをリリース。オーディオエンスージアストから高い評価を得ている。

昨年、セカンドグレードとなる"RS Revelation"(レベレーション)シリーズのスピーカー、サブウーファー、そして鮮烈な赤色のボディを纏ったパワーアンプが発売。これまでに培ってきた音響技術、RS Audioらしい高解像度な音創りを継承しながらもコストダウンを図り、コンポーネントスピーカー"RS Revelation165"や"Revelation A"のハイエンド仕様のパワーアンプなど、Hi-Fiサウンドを十分の堪能できる製品に間違いない。

さて、豊富な高音質スピーカーラインナップの中で私が気になっている "RS Revelation HAC"をご紹介したい。

このHACは、マタゴ型のようなフォルムでハウジング素材はAritifical Stone(人工石)が使われている。カタログを見るとワイドレンジコーントゥイーターを表記。50mm口径、外形寸法:69mm×82mm。再生周波数特性は650Hz~20kHz、能率は88dB。一般的なトゥイーターの再生帯域と比べ、下限が650Hzというのは異例の低さだ。背面にバックチャンバーを備えているのでトゥイーターというよりフルレンジのような特性をもつトゥイーターといえる。振動板は逆ドーム、アルミ合金を採用。その作りから価格は¥164,000と26mm口径のシルクドームトゥイーターの"RS Revelation T26"の2倍近く高い。

このトゥイーターとペアになるミッドバスは、MB 165 HAC。手にとってみることができなかったが振動板はパルプ系のようだ。この組み合わせで、ユーザーカーを聴くチャンスに恵まれ、かつてない雰囲気というか音創りに感銘を受けた。クロスポイントが、25mm~28mm程度のドームトゥイーターと比べ低いので、中域から高域までの再生エネルギーに中ヌケ、弛みのような感じられない。ボーカルを再生すると非常にリアルで、ワイドレンジトゥイーターという性格が功を奏している。音色は優しくソフトでアルミという印象と反し、耳にストレスを感じさせない音調だ。ただアルミ振動板という性格上、シルクドームトゥイーターと比べ、やや華やいだところもある。この辺は組み合わせるパワーアンプ、チューニングでニュートラルに近づくと思う。

振動板口径が大きいということは、低い帯域まで再生が可能ということが確認できた。ニューモデル、RS Revelation 165-3/3ウェイシステムも聴いてみたくなった。

高精細なワイドレンジコーントゥイーター『RS Audio RS Revelation HAC』

《永松巌》

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