軍用ロボ? いえトラクターです…ランボルギーニ MACH VRT T4i

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ランボルギーニ MACH VRT T4i
ランボルギーニ MACH VRT T4i 全 19 枚 拡大写真

28日、富士スピードウェイで開催されたコーンズ・モータース主催のイベント(コーンズ サーキットエクスペリエンス2016)の会場に、巨大なトラクターが展示されていた。

【画像全19枚】

正面または背面からみると、巨大な軍用ロボかパワードスーツのようにも見えるが、ランボルギーニ製の「MACH VRT T4i」という同社のフラッグシップトラクターだ。6気筒、6057ccのディーゼルエンジン。最大出力は3モデルあり、200~250馬力となっている。ZF社のCVTトランスミッションを搭載。CVTなので無段変速で運転しやすくなっているが、トラクターの連結作業などで速度の微調整ができるようにクラッチもついている。

そのため3ペダルとなっているが、運転操作はほとんど自動化され(車両感覚以外は)簡単だ。無段変速のため、コラムレバーは前進と後進だけで、エンジンがかかっていればアクセルをゆっくり踏めば普通に動き出す。アクセルを離せばブレーキもかかるので、すぐに止まることができる。自動パーキングブレーキも最近の乗用車とほぼ同じ感覚だ。

キャビンは「マキシビジョン」というジウジアーロがデザインした。前方と左右の視界がほとんど障害物なしに確保され、非常に解放感がある。高い視点、車両サイズのわりには運転しやすくなっている。オプションだがGPSによる自動誘導も可能。

値段は基本構成の本体のみでおよそ3000万円。ランボルギーニのトラクターを販売するコーンズAGは、国内ですでに300台以上の実績があるという。用途は主に酪農や畑作で、水田には向かないそうだ。このような大きいモデルは、日本国内では北海道や九州でよく売れる。本州では、排気量などが小さいモデルが販売の主力だそうだ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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