【GARMIN epixJ インプレ前編】登山地形図がプリインストールされたマルチスポーツ対応ウォッチ

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地図ナビゲーション機材がなんと腕時計タイプになってしまった!
地図ナビゲーション機材がなんと腕時計タイプになってしまった! 全 16 枚 拡大写真

地図が表示されるGPS腕時計として新たなジャンルの構築が期待される「epixJ(エピックスジェイ)」がガーミンから新登場した。舗装路のランニングのみならず、山岳ルートを行く登山やクロスカントリースキー、オープンウォータースイムなどでも威力を発揮しそうだ。

◆16GBの容量、地図データを収録したマルチスポーツ対応ウォッチ

GPSによる地図ナビ機材と言えば、車載用の大型液晶モデルやサイクリング時にスポーツバイクのハンドルに搭載するスマホ大のサイクルコンピュータがこれまでの常識だった。ところがこのepixJはすべての機能を腕時計の中に詰め込んだ。手首をひねって時間を確認するのと同じ動作で、進行方向が確認できるのである。

腕時計でありながら16GBものメモリを搭載しているので、ルート探索可能なカーナビレベルの詳細な道路地図、2万5000分の1地形図と同等の地図データを日本全国全てのエリアにわたって収録しているという。輝く太陽のもとでも見やすい半透過型カラーディスプレイは、タッチパネルにも対応しているため直観的な操作が可能だ。

さまざまなジャンルのスポーツで活用できる。いわゆるマルチスポーツ対応というやつで、クロスカントリースキー、スキー、登山、ハイキング、ウォーキング、トレールラン、ランニング、屋内ラン、バイク、屋内バイク、海でのスイム、プールスイム、トライアスロンなど多くのアクティビティに最適な設定があらかじめ登録されている。一般的なアクティビティなら他のガーミン製品でも使い勝手は十分だ。epixJが最も活躍するのは「移動をともなう」もの、たとえばサイクリング、登山、トレールラン、クロスカントリースキーなどだろう。

◆登山をする人には間違いなく利用価値の高いデバイス

日本登山地形図がプリインストールされているので地図ソフトを別に入手する必要がないのがいいと思った。登山をするときなら、山頂をゴールに設定するとオートで最寄りの登山ルートをガイドしてくれる。もちろん山岳地図や現地で入手すべき山岳情報を併用する必要はあるが、epixJがあればおおよその行程と所要時間が推測できるので、「頂上までどのくらい頑張ればいいのかな」などといった不安がちょっとだけ解消される。

ディスプレイは直径1.4インチ(35.6mm)なのでスマホやカーナビに比べたら画面表示はコンパクトだ。カーナビは運転中に確認する必要があるのである程度の大型表示が要求されるが、腕時計タイプの場合は迷ったときには立ち止まって拡大表示すればこと足りる。とりわけサイクリングなどのスポーツ中は、安全なところに停車して機器を操作したほうがいい。だからこの大きさでいいのである。

今回のインプレ期間は残雪があるシーズンだったので登山では使わなかったが、アルピニストにとっては利用価値の高いデバイスとなることは確かだ。GPSが実走記録を克明に取ってくれるので、登山記録の管理が格段に楽しくなる。走行ルートと高低差は正確に記録され、その時点での所要時間などの登山データも自動的に添付される。もはや山岳地図やノートにメモを書き込む必要はない。

◆休日のアクティビティ時に最適、週末の連続使用も可

重量はカタログ数値で85gと重めで、ライフログバンドの3倍はあるので24時間手首に着用する使用方法というよりは、休日のアクティビティ時に投入するという使い方が一般的だ。ランニングなどで心拍や就寝時の状態をチェックしたいという人は、重量がおよそ半分のForeAthlete 235Jなどがおすすめ。もちろんepixJにもライフログバンドとしての機能があり、毎日の活動量と睡眠時間を記録・管理できるので、健康維持や増進をサポートしてくれる。

USBポートから充電するタイプで、付属アダプターを使えばコンセントからも充電できる。専用のクリップで本体側面をはさんで簡単にチャージ可能。フル充電すれば週末の2日間は連続使用できるので、1泊2日の縦走でも使えるし、もし心配ならモバイルバッテリーを携行すればいい。

インプレ前編はepixJの概要を紹介したが、最大の活用点はGPSによるデータ取得と、複数の通信手段によって活動実績をスマホやパソコンで管理できること。後編は実際にトレールランやサイクリングで使ってみて、収録した諸データを紹介したい。

《山口和幸》

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