中国で交通シミュレーション・信号制御を実験、渋滞緩和効果を実証…NTTデータ

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貴陽市観山湖区内の渋滞状況および交通管理用カメラ
貴陽市観山湖区内の渋滞状況および交通管理用カメラ 全 3 枚 拡大写真

NTTデータは、中国・貴陽市で貴陽市政府協力のもと、中国科学院ソフトウエア研究所(ISCAS)と実施した交通管理用カメラデータの解析結果を使った、交通シミュレーション・信号制御技術の実証実験で渋滞緩和効果を確認した。

実験では2月22日から3月6日までのデータを収集し解析。貴陽市の交差点に設置した約100台の交通管理カメラを通じて収集したのべ100万台に関するデータ分析結果を基に渋滞予測・信号制御シミュレーションを実施、最適化した信号設定を、貴陽市内の新市街である観山湖区内の12交差点の信号機約100機に反映して交通を制御した。

渋滞緩和や交差点における交通処理量の改善効果を検証した結果、対象区間における移動時間が平均で10%、最大51%改善され、交通処理能力も平均34%改善したことを確認した。

NTTデータでは今回の実証実験の成果を受け、さらに対象エリアを拡大した実証実験を今夏に実施し、信号制御最適化ソリューションの実用化を目指す。

また、日本国内および世界各国で導入が進められているスマートシティ関連プロジェクトへの展開を図り、2020年度末までに国内外で100億円の売り上げ創出を目指す。

《レスポンス編集部》

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