【GARMIN fenix 3J Titanium インプレ前編】fenixシリーズの高級GPSウォッチ、軽量で頑丈なチタン製

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しっとりとした落ち着きをみせるチタン独特の質感は、スポーツシーンにもマッチ
しっとりとした落ち着きをみせるチタン独特の質感は、スポーツシーンにもマッチ 全 19 枚 拡大写真

マルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズに、チタン製のベゼルとメタルバンドが採用された「fenix 3J Titanium」が登場した。美しくて傷つきにくいサファイアガラスと相まって、さらにタフで強硬なボディを実現した。

◆チタンの魅力、高剛性と人体親和性

高度計(Altimeter)、気圧計(Barometer)、コンパス(Compass)を搭載した多機能時計はABCウォッチと呼ばれる。それに加えて、ガーミンの専門分野であるGPS機能が付いたアウトドアウォッチがfenix 3Jシリーズだ。現在発売されているのはチタニウム、クリスタル、ローズゴールド、サファイヤ、シルバー、HRの6モデル。そのフラッグシップがこのチタニウムモデルである

理科の授業で元素記号表を暗記した人も多いと思うが、Ti=チタンは元素のひとつだ。軽いのに剛性があって、しかもその質感は神秘的な美しさを備える。さらにはこのチタンに特定の金属を混入させると熱にも腐食にも強いチタン合金ができあがる。たとえば「6Al-4V Ti」はチタンにアルミを6%、バナジウムを4%混ぜたもので、純チタンよりもさらに強くなる。そんな金属特性を活かして、一時は自転車フレームなどによく採用されていた。

ただし硬いので加工に手間がかかり、どうしても高価なものになってしまう。たい焼きのようにポンポン製造できるカーボンコンポジットフレームとは明らかに違うのである。それがマニアの心をさらにくすぐる。ネジのひとつ1つもチタンにしたりする凝り性の人もいて、わずか数グラムの軽量化に高価な出費をいとわない。チタンはそんな魅力にあふれているのである。

チタンのもう一つの利点は人体親和性があるということだ。つまり肌に触れても身体の中に入れても拒絶反応が起きにくいという点だ。そのためペースメーカーの素材や歯科治療のインプラントの土台、人工関節・骨などに採用されている。今回のインプレでも真っ先に気づいたことは、夏場で汗をかいたときでもベルトを巻いた手首がかぶれにくかったことだ。肌の弱い人はシリコン製ベルトを長時間着用しているとかゆくなってしまうが、チタンベルトはそんな悩みを解決してくれることが期待できる。

◆大人のアイテム、ライフログバンドとしても使用可

外観のデザインはこのfenixシリーズすべてにおける魅力で、ビジネスシーンでも違和感がない。とりわけfenix 3J Titaniumにはチタンベルトの他に交換用ベルトが2本付属しているので、気分や服装に合わせてコーデすることもできる。それらがすべて、米軍も採用しているペリカン社製「Pelican 1150」PROTECTORケースに収納された状態で販売されているのだが、これがまたとてもいい。ちょっとしたオトナの遊びアイテムという感じだ。

ライフログバンドと同じ活動量計測機能も標準装備されているので、寝ているときも着用していれば睡眠時間やその深さを記録・管理できる。ただしvivofitシリーズのように着用しているのが忘れてしまうような軽さ(vivofit3は26g。fenix 3J Titaniumはラバーベルト装着時で85g)やコンパクトさはないので、一般的な腕時計と同じようにお風呂に入る前に外して朝まで机の上に置いておく人も多いはずだ。もちろんその際は、ライフログ機能が「このひとは寝ている」と判断するので、たいした問題とはならないのだが。

fenix 3J Titaniumには手首で心拍を計測するシステムはないので、心拍トレーニングをしてみたいという人はfenix 3J HRを選択する手段もあるが、fenix 3J Titaniumも別売の心拍センサーを購入すれば心拍計としての付加機能も起動する。電池消費量は心拍計測機能がついているfenix 3J HRよりも少ないので、日常的に使用する腕時計としても便利。付属のクレードルで簡単に充電できるので、長期出張時などはこれを忘れなければ完璧。

インプレ後編は、実際にfenix 3J Titaniumを腕につけてトレールランやサイクリングをやってみた。

《山口和幸》

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