【横須賀ヒストリックカーデイ16】ミニのご先祖様も…レアな50~60年代のオースチン&モーリス

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1960年 オースチン A35 バン
1960年 オースチン A35 バン 全 40 枚 拡大写真

神奈川県横須賀市のくりはま花の国で開かれた「横須賀ヒストリックカーデイ2nd」。英国車が数多く集まり、ちょっと珍しい1950年代から60年代のモーリスやオースチンなどのオールドカーが目を引いた。

まずは、小ぶりながらスペース・ユーティリティーの良さと愛くるしさを併せ持つ3台。1960年式オースチン『A35 バン』は 、歴史的名車『ミニ』のご先祖に当たる。2ドア、4ドアのほかにこうしたバンなどのボディタイプがあった。車高があり、室内の広さも確保されていたため、見た目の小さい印象とは異なり十分な実用性を持った車だった。

空色のボディに木枠がフレームとして使われているのは、1962年式モーリス『マイナー トラベラー』。設計は旧ミニと同じアレック・イシゴニスで、ライトやラジエターグリルあたりが何となくミニに似ている。そして1968年式のオースチン『ミニ カントリーマン』も、先代から引き継いだ木製の飾りフレームが印象的。ミニの全長を伸ばし、こちらも観音開きのバックドアを持っている。

これらより排気量が大きい2台のサルーンも、ふだんではなかなかお目にかかれないレアな車。1955年式オースチン『A90』は、当時のミドルクラス・サルーンだった『A50ケンブリッジ』の ボンネットを伸ばして6気筒2600ccエンジンを載せている。また1965年式モーリス『オックスフォード』は1600ccで、A90と同様に前席がベンチシートで6人定員というのが特徴だ。丸みを帯びたA90と直線的でちょっとアメリカンなオックスフォードのデザインが対照的で面白い。

このほか、モーリス『マイナー1000』の4ドアと2ドアなどもあり、 会場内で同乗体験も行うなど見学者に喜ばれていた。

《嶽宮 三郎》

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