2016年のMotoGP第7戦カタルーニャGP。Moto2クラスの決勝で中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が3位表彰台を獲得した。
4番グリッドからスタートした中上は、序盤こそ7番手まで後退してしまうが、その後着実に順位を上げ17周目にトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)をかわし3番手に浮上。そのまま最後まで走りきりチェッカーフラッグ。昨年第13戦サンマリノGP以来、今季初となる3位表彰台を獲得した。
なおレースはヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が今季3勝目を飾り、2位に入ったアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)がMoto2ランキング首位をキープしている。
中上はレース後にコメントを発表。「初日はとてもいいフィーリングでトップタイムでしたが、コースが変わってからは、それほどいい感触ではありませんでした。予選は4番手でしたが、決勝ではトップ10に入るのがやっとかな、という手応えでした。しかし、朝のウォームアップですごくいい状態になり、決勝でも落ち着いて走れました。序盤はポジションを落としましたが、しっかり自分のペースで走れたし、(トーマス)ルティに追いついてからは、絶対に表彰台に立とうとがんばりました。次のアッセンでもいいレースができるようにがんばります。今日の表彰台は、スペイン選手権時代から一緒に戦ってきたルイス・サロム選手に捧げたいです」と語った。