【JISSO PROTEC16】日本スペリアのボビンレスはんだ、ゴミが出ないと人気に

自動車 ビジネス 企業動向
日本スペリアの「ボビンレスはんだ」
日本スペリアの「ボビンレスはんだ」 全 3 枚 拡大写真

電子回路など電子部品を製造するうえで不可欠な「はんだ」。日本スペリア(本社・大阪府吹田市)はそのはんだで画期的なものを開発し、人気を呼んでいる。

【画像全3枚】

製品名は「ボビンレスはんだ」。通常のはんだはボビン(軸)にはんだが巻き付けてあり、使い切るとボビンが残りゴミとなってしまう。企業によっては、その量が1t以上にもなることもあるそうで、その処分費用も馬鹿にならない。

しかし、ボビンレスはんだは名前の通りボビンがないので、ゴミが発生しない。しかも、これまでのはんだと違う使い方ができるのだ。

「これまでのはんだは外側から使っていきますが、このボビンレスはんだは内側から使うことができるのです。そのことで、ケースに入れて吊して使うことができ、非常に使いやすく、作業効率も大幅にアップします」と同社関係者は説明する。

一見すると、ただ単にボビンを抜いただけのようで、誰でも真似ができそうだが、通常の巻き方だと、ボビンを抜くと形が崩れてしまうのだ。「巻き方に秘密があり、おそらく他社にはできないでしょう。非常に評判がよく、これからこのボビンレスはんだに替える企業が続々と出てくると思います」と同社関係者は自信満々に話す。価格はこれまでのはんだと同じだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る