ボッシュのeCallサービス、日本で完成車メーカー向けに提供へ…16年末

自動車 ビジネス 国内マーケット
ボッシュ 年次報告記者会見
ボッシュ 年次報告記者会見 全 3 枚 拡大写真

ボッシュは6月8日、eCall(自動緊急通報)サービスの提供を2016年末から日本市場でも乗用車メーカー向けに開始することを明らかにした。

【画像全3枚】

ボッシュはすでにクラウドベースのeCallサービスを欧州を中心とした完成車メーカーに対して提供を行っている。ボッシュ日本法人でカーマルチメディア部門の部門長を務める水野敬氏によると「ボッシュはeCallのための通信デバイスとネットワークのみならず、コールセンターの運営も手掛けている。すでに41か国でコールセンターサービスを展開している」という。

ボッシュのeCallサービスは「エアバッグを作動させるセンサーを通じて起動し、車両はeCallを介して、場所、時刻、走行方向など事故に関するデータをコールセンターへ送信し、オペレーターがドライバーにコンタクトし、必要に応じて警察や緊急車両への通報を行う」仕組みで、水野部門長は「16年末から日本でもサービスの提供を開始する」と述べた。

また「eCallは新車購入時の装備だけではなく、も取り付け可能な製品でもあり、シガーライターソケットに挿入する後付けタイプのものも用意しており、あらゆる車に簡単に装着できる。専用のアプリケーションをインストールしたドライバーのスマートフォンとBluetoothで車両とつなげれば、衝突など強い衝撃を感知した際にはコールセンターに自動的につながり、車が危険な状況に置かれていることを知らせてくれる」としている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  4. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る