JR東日本、オリンピック開催に向け3駅を改良…千駄ヶ谷駅などで臨時ホーム活用

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臨時ホーム(右)が残っていた頃の信濃町駅(1980年頃)。同駅の臨時ホームは既に撤去されているが、千駄ヶ谷駅と原宿駅の臨時ホームは残っており、今回の改良計画での活用が考えられている。
臨時ホーム(右)が残っていた頃の信濃町駅(1980年頃)。同駅の臨時ホームは既に撤去されているが、千駄ヶ谷駅と原宿駅の臨時ホームは残っており、今回の改良計画での活用が考えられている。 全 7 枚 拡大写真
JR東日本は6月8日、東京オリンピックの開催(2020年)に向けた駅の改良工事について、競技会場の周辺にある3駅の改良計画がまとまったと発表した。3駅の工事費総額は約250億円を見込んでいる。

発表によると、東京体育館などが近くにある中央線の千駄ヶ谷駅(東京都渋谷区)では、利用者の動きがスムーズになるよう改札口を新宿寄りに移設する。改札口やコンコースの拡張、ホームドアの設置、エレベーターの増設なども行う。1964年の東京オリンピック開催時に設置され、現在は使用していない臨時ホームは、新宿方面の専用ホームとして活用する。

千駄ヶ谷駅の隣にあり、国立霞ヶ丘競技場などが近い信濃町駅(新宿区)でも、ホームドアの新設やエレベーターの増設などを行う。かつては信濃町駅にも臨時ホームがあったが、こちらは既に撤去されている。

国立代々木競技場に近い山手線の原宿駅(渋谷区)は、年始のみ使用している明治神宮参詣者向けの臨時ホームを外回り専用ホームとして活用し、通路で竹下口改札にも接続させる。駅舎は現在のものに代わる2層の新駅舎を建設し、コンコースや改札口、トイレを拡張して混雑の緩和を図る。また、明治神宮側に新しい出入口を設ける。

JR東日本は3駅のほかにも、有楽町駅や新橋駅、浜松町駅、日暮里駅、大井町駅、新木場駅などでコンコース拡張やエレベーター増設などの改良を行う方針だ。

《草町義和》

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