中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)の傘下にあり、英国の名門自動車メーカーのMGは5月上旬、英国で開催されたロンドンモーターショー16において、『MG GS』の英国仕様車を初公開した。
MG GSは、MGブランド初の量産SUV。2015年4月、上海モーターショー15でワールドプレミアされた。MG GSは、主に都市部に住み、流行に敏感な若い世代をターゲットにした小型SUV。
その設計は、MGのグローバルデザインディレクター、アンソニー・ウイリアムズ-ケニー氏が率いるデザインチームが担当。MGならではのスポーティなDNAを表現することに重点が置かれた。
今回、ロンドンモーターショー16において、MG GS は英国仕様車を初公開。中国向けと英国向けでは、仕様が異なる。
英国仕様のトランスミッションは、MG初のAT。最上級グレードには、オプションでデュアルクラッチトランスミッションが用意される。また、エンジンは、1.5リットルガソリンターボのダウンサイジングユニットを積む。
MG GS は英国において、2016年後半に発売される予定。MGの営業およびマーケティングを統括するMatthew Cheyne氏は、「顧客の意見と市場動向から、多くの顧客が望むATを、MGが初めて採用することを決めた」とコメントしている。