【スピーカー交換のススメ】独ブランドの信念を音に、GROUND ZERO GZPC 165SQ

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世界で活躍するドイツ生まれのブランド:グラウンドゼロ。

創業者Karl F. Lautner(カールF.ラウトナー)とPeter Unterharnscheidt(ピーター・ウンターハルンシャイト)によって'95年ごろ、フランクフルトに設立されたUltimate Sound/MaGmA GmbH社が米国の優れたカーオーディオ製品の代理業を手掛けたことから始まる。

同社は'97年、アメリカ人のスピーカーデザイナー、Bob Carver(ボブ・カーヴァ―)とのコラボにより、今までにない構造のサブウーファーの開発に成功。瞬く間にアメリカ発祥のドイツブランドとして世界中にその名を轟かせることとなる。これにより、グラウンドゼロはラージ・サラウンド・サブウーファーの業界を牽引する会社として急成長。
'99年にミュンヘン近くのエーグマツィングへ移り以降、製品開発は術でてこの地で行われている。
'03年に社名をGROUND ZERO GmbHに変更。その後、コンペティションで数多くの賞を獲得。サブウーファーをはじめ、コンポーネントスピーカー、コアキシャル、パワーアンプ、プロセッサー、ケーブル類のアクセサリーまで豊富なラインアップを揃える。パフォーマンスに優れた製品から、ハイエンド、競技用など、すべてにわたり品質管理を徹底させ、つねに安全性、信頼性、サウンドクオリティーを保っているという。ジャーマンブランドとして確固たる信念を感じさせるメーカーだ。

豊富なラインアップから16.5cm 2way コンポーネントスピーカー、GZPC 165SQをご紹介しよう。

スピーカー部門では、ハンドメイド・リファレンスが最上級グレードで GZPT Reference28トゥイーター、GZPM Reference80ミッドレンジ、GZMW Reference180ミッドバスを用意。GZPC 165SQは、リファレンスの思想を継承するハイエンド仕様のコンポーネントシステムで、ミッドバスは白い振動板が特徴的で、軽量でありながら高剛性のアルミニウムに特殊なセラミックコーティングが施しワイドレンジ、低歪みを達成。3kHzまで正確かつ安定した中低音を再生する。一方トゥイーターはGZPT Reference 28のテクノロジーをフィードバック。2層構造で振動板はシルクドームを採用。磁気回路はネオジウムを投入。豪勢な作りのアルミ製ハウジングにユニットを収め、リニアに伸びる超高域までスムーズに放つ。付属のパッシブネットワークは、ホームオーディオのハイエンドスピーカーと同等のハイグレードのパーツを惜しみなく導入。コンデンサー、銅箔コイル、MOX抵抗など、すべての部品はドイツのムンドルフ社の高級品が使われている。

サウンドは、輪郭を曖昧にすることなく、ビビッドな音の出方で勢いがありフレッシュだ。暖かい音色のペーパーコーンと相反して、ややドライな傾向であるが、歪みは少なく、制動が良好なため、立ち上がり、立ち下がり(引き際)に優れる。高剛性アルミニウム/特殊セラミックを施したミッドバスと28mmのソフトドームトゥイーターの組み合わせに違和感は感じない。付属のパッシブネットワークを使うことでアナログライクな音色を楽しむことができる。またユニットの能力を高めるなら、アクティブ(マルチ駆動)にすれば一段と精緻な音へと追むことができる。高価なユニットは一筋縄ではいかないこともある。プロショップのインストーラーと対話して音創りを極めてほしい。

【スピーカー交換のススメ】ハイエンドスピーカーとしての実力を持つGROUND ZERO GZPC 165SQ

《永松巌》

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