ドイツの高級車メーカー、アウディは5月31日、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による約22万台の追加リコール(回収・無償修理)を、米国当局に届け出た。
今回の追加リコールは5月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)とタカタの米国子会社が、米国市場におけるエアバッグのリコールに関して修正合意したことを受けたもの。
修正合意では、相安定化硝酸アンモニウムを使用した乾燥剤が入っていない前席エアバッグインフレータのうち、米国においてこれまで市場措置対象となっていないもの全てについて、新たに市場措置の対象に含めることが決定した。
今回、アウディの米国法人は、この修正合意を受けた追加リコールを、米国NHTSAに届け出た。米国市場で過去に販売された21万7000台を、リコールの対象に加える。
追加リコールの対象になるのは、2004-2008年モデルの『A4』、2005-2011年モデルの『A6』。アウディは該当車の顧客に連絡し、助手席エアバッグのインフレータを交換するリコール作業を行う。