耐久レースはモータースポーツの“花形”! そのおもしろさはどこに?

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昨年のスーパー耐久鈴鹿ゴールシーン
昨年のスーパー耐久鈴鹿ゴールシーン 全 3 枚 拡大写真

さる5月に開催されたニュルブルクリンク24時間耐久レースでは、スバル『WRX STI』がクラス2連覇を達成するなど、大きな話題を呼んだ。また、6月に開催されるルマン24時間レースでは、新マシン『TS050 ハイブリッド』でトヨタが悲願の総合初優勝を遂げるかに期待がかかる。さらに、7月には、世界三大耐久レースの1つ、スパ・フランコルシャン24時間耐久レースや、2輪ロードレースの祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレースが行われるなど、耐久レースの季節がやってくる。

耐久レースのおもしろさはどこにあるだろうか? まず挙げられるのは、「最後まで予想のできない展開」ということだろう。レース時間が長くなればなるほど、マシントラブルや他のマシンとの接触が起こる可能性が高まる。また、ドライバー交代やガソリン給油も複数回行われるため、一瞬のミスが順位を左右することになる。加えて、天候や時間帯の変化に伴う路面コンディションの変化なども、一気にレースシーンを変えてしまう要因になるだろう。つまり、ポールポジションでスタートしたからといって、そのまま先行逃げ切りというわけにはいかないのだ。

実際に現地観戦をした場合も、スプリントレースとは異なる魅力がある。長時間の耐久レースの場合、レース中は観客も様々な場所に移動する。サーキット側もそれを見越して、様々なイベントを用意している。ライブやトークショーなどのステージイベントが行われたり、ご当地グルメの屋台が並んだりなど、その内容はバラエティに富んでいる。そのほか、夜をまたぐようなレースの場合、キャンプを行えるようになっていることもある。

日本における耐久レースと言えば、やはりスーパー耐久だろう。GT3マシンを中心に、様々な改造市販車による耐久レースは、観る者を熱狂させる。特に今シーズンは、アジア圏からの参戦もあるなど、ますます注目度が上がっている。

スーパー耐久は6月11-12日の日程で、第3戦が鈴鹿サーキットにて行われる。敗者復活戦が行われたり、チェッカーが日没後に行われたりするなど、新たな要素が含まれた今回のレースは、耐久レース初心者にもオススメだろう。土日ともに天気も持ちそうだ。

《瓜生洋明》

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