【プロショップへ行こう】プロのサウンド・チューニング技術…ユニット間の“繋がり”

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トゥイーターの装着例(by アークライド 千葉県)。
トゥイーターの装着例(by アークライド 千葉県)。 全 1 枚 拡大写真

“カーオーディオ・プロショップ”がどのようなところなのかをご紹介しながら、カーオーディオの奥深さについても掘り下げている。今月は、プロの「音調整技術」の凄さを解説している。そして、今週のキーワードは“繋がり”。これは一体、何を意味する言葉なのか…。

ズバリ、“繋がり”とは、セパレートスピーカーにおけるユニット間での音の一体感のことを指す言葉だ。セパレート2ウェイスピーカーであれば、トゥイーターとミッドウーファーそれぞれから発せられる音が渾然一体となったとき、「トゥイーターとミッドウーファーが“繋がっている”」というように使われる。

トゥイーターとミッドウーファーの音を“繋げる”のは、実は簡単なことではない。装着場所も、角度もそれぞれであるし、場合によっては、両者の振動板素材が異なっている製品もある。カーオーディオには、“繋がり”を悪くさせる要因が、多々あるのだ。

なお、“繋がり”が良くないときには、以下のような聴こえ方となる。それぞれがバラバラに鳴っている感じがしたり、同じ楽器なのに、低音を演奏しているときと高音を演奏しているときで音色が変わってしまったり…。

対して“繋がっている”状態においては、トゥイーターとミッドウーファーに分かれていながらも、あたかも片側には1つのスピーカーしかないように感じられる。さらに完全に“繋がる”と(かつ左右のバランスも整うと)、スピーカーの存在が消える。スピーカーから音が発せられている感じがしなくなり、ただ目の前にサウンドステージが広がるのみ…。このような聴こえ方となるのだ。

それを実現させるためには、「タイムアライメント」「クロスオーバー」「イコライザー」すべてを的確にコントロールできないと不可能だ。さらには、ユニットごとの「レベル(音量)」、そして前にご説明した「位相」の整合も取らないといけない。サウンドチューニングのすべてを駆使して、“繋がった”状態を目指していくのである。

さて、プロの「サウンドチューニング技術」についての解説は今回で一旦終了とさせていただく。来月からは、“プロショップ”を訪問する際の心得(楽しみ方)をご紹介していく予定だ。来月の当コーナーにも、ご期待いただけたら幸いだ。

【カーオーディオ・プロショップへ行こう♪】プロの「サウンド・チューニング技術」の凄さとは? その8 “繋がり”

《太田祥三》

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