【GARMIN vivofit3 インプレ前編】充電不要のライフログバンド、最新モデル登場

エンターテインメント 話題
PR
第三世代モデルのvivofit3は表示画面がコンパクトになったが読みやすくなった
第三世代モデルのvivofit3は表示画面がコンパクトになったが読みやすくなった 全 18 枚 拡大写真

1年間電池交換不要の便利なライフログバンド、vivofit(ヴィヴォフィット)シリーズに最新モデルとして「vivofit3」が登場。表示部が解像度の高い3カラーディスプレイになり、視認性がアップするとともに2項目同時表示も可能になった。

◆ただの万歩計じゃない、様々な情報を収集するライフログバンド

最新のライフログバンドを万歩計と同じようなものと思っている人もいると思う。発売元のガーミンが得意としているGPS機能が搭載されているわけではないし、1日の歩数をカウントする機器が腕時計スタイルになっただけだとイメージする人もいる。もちろんおおざっぱに見ればそのとおり。価格も手ごろだし、ボタンは1つだけで各機能の表示はローテーションするだけなので操作もシンプル。健康維持を目的として頑張る高齢者にも使える。

ただしこのvivofit、万歩計と言い切ってしまうのは適切ではなく、百歩譲っても活動量計というべきアイテムだ。1日の歩数のみならず、移動距離、消費カロリー、運動レベルの強弱、睡眠時間とその深さが手首につけているだけで収集できる。だから万歩計ではなくライフログバンド。

運動量を画面に表示して確認するだけなら万歩計とさほど変わらないが、簡単な設定でスマホやパソコンにデータを送り込むことで、1日ごと、週ごと、月ごとにどれだけ運動したかが記録としてほぼ自動的に残される。手入力となるが体重を付加的に記録していけば、自分の健康状態の指針となり、どうすればヘルシーなライフスタイルを楽しめるかが傾向としてわかってくるはずなのだ。

◆初代vivofit登場から2年、電池寿命は長く交換も簡単

初代vivofitがガーミンから発売されたのは2014年5月。ディスプレイは直径25.5mm、高さ10mmと大きめで、表示される文字もかなり大きかった。2015年5月に二代目となるvivofit2が登場。ベルトを留める部分が改良され、バックライトが搭載されたので夜間でも数字が見えるようになった。初代モデルは寝ているときに時刻を確認する際、部屋の明かりをつけないと読めなかったので、その問題を解決したのである。

ボクは初代vivofitからの愛用者で、1年半前に購入した。このモデルに決めたのは電池交換が1年間不要という点だった。他のライフログバンドは多様な機能を使用できるのがメリットだったが、1週間ほどで充電する必要があるものばかり。時刻と活動量の概要が分かれば十分なので、電池が1年間持続するというのは購入時の最大の決め手になった。

ライフログバンドを利用しようと思ったきっかけは、20年以上愛用していたスイス製の高級時計が壊れたことだ。修理の見積もりを出してもらうと新品が買えるほどの高額。それでは新しいものを買おうと探したのだが、購入できる価格帯で魅力のあるものが見つからなかった。でも腕に時刻の分かるものはつけたいよなと思っていた矢先、その存在に気づいたのがライフログバンドだ。高級時計は時刻しか教えてくれないが、ライフログバンドはその10分の1から100分の1のコストで健康に寄与する情報まで提供してくれるからだ。

購入して1年が経過したころに「バッテリー・ロー」という表示が出て、電池交換を促された。家電量販店でボタン電池「CR1632」を2個購入して自分で交換した記憶がある。おそらく数百円の出費だった。

1年半でバンドが切れたのだが、真冬を2回、真夏を1回経験し、ほぼ毎日使用したのだから樹脂パーツの劣化はまああたりまえだ。初代vivofitにはブラックのベルトが大小2種類標準装備されていたので、使っていない別ベルトに交換すればよかったし、3色ワンセットでカラフルな交換用ベルトも市販されている。

◆ベルトの仕様も進化、自分好みにカスタマイズ可能

新発売のvivofit3の大きな特徴としては、デザイナーズバンドを含めファッションの一部として自然に溶け込むオプションバンドが多様にラインナップされていることだ。陶芸や高級インテリアデザイナーとして有名なジョナサン・アドラーデザインのバンド、彫刻調のバンド、落ち着いたカラーのバンドに着せ替えることも可能。購入時はブラックのバンドだけがついているが、好みで交換できるのが魅力だ。

ベルトの仕様は初代モデルから二代目になるときにベルトを留める部分が改良された。vivofit3もこの改良タイプを踏襲し、ダイヤルを回すことで外れないようにロックされる機構になっている。それというのもベルトそのものが初代モデルよりも柔軟性を増し、その恩恵として手首にフィットするようになったのだが、その反面しなやかなので外れやすくなった。ニューモデルとなるたびにこうしてチューンナップされてくるのだが、vivofit3は男性が使いやすいサイズのブラックベルトが1本付属しているだけで、腕の細い人には太すぎると思う。細身の女性のためにもSサイズを付属してほしいと思った。

《山口和幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る