暴走し小学生2人が死傷、被告に実刑もとめる

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今年3月、群馬県高崎市内で乗用車を暴走させて登校中の小学生に突っ込む事故を起こし、2人を死傷させたとして自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた73歳の男に対する論告求刑公判が13日、前橋地裁高崎支部で開かれた。検察は禁錮3年6か月を求刑している。

問題の事故は2016年3月3日の午前7時15分ごろ発生している。高崎市上並榎町付近にある病院の敷地内駐車場で駐車スペースに向けて進行していた乗用車が暴走。前方の植栽を突き抜けて隣接する市道に飛び出し、集団登校中の小学生の列を直撃。7歳の男児が死亡し、別の児童1人も軽傷を負った。

警察はクルマを運転していた同市内に在住する73歳の男を過失致死傷などの容疑で逮捕。検察は事故がペダル踏み間違えで発生したとして、自動車運転死傷行為処罰法違反の罪で起訴していた。

13日に開かれた論告求刑公判で、検察側は「基本的な注意義務を怠ったことで本件事故は発生した。1人が死亡した結果は重大である」として、裁判所に対して禁錮3年6か月の実刑を求めた。弁護側は被告が高齢であることを理由に執行猶予を求めている。

《石田真一》

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