【パイクスピーク16】新型 NSX ベースにEV化、「SH-AWDコンセプト」が走る

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新型NSXをベースにした「SH-AWDコンセプト」
新型NSXをベースにした「SH-AWDコンセプト」 全 5 枚 拡大写真

6月下旬、米国で開催される「第100回パイクスピーク国際ヒルクライム」に、新型『NSX』モチーフのEVレーサーで参戦するホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラ。同車がついに、その姿を現した。

6月26日に決勝レースが開催される今年のパイクスピーク国際ヒルクライムに、アキュラは2台の新型NSXを投入する計画。さらにもう1台、『SH-AWDコンセプト』が、改造EVクラスにエントリー。

ホンダは昨年のパイクスピークのエキジビション(賞典外)クラスに、「Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer」を投入。『CR-Z』をベースに開発されたEVレーサーで、4つのモーターが発生する駆動力を自在に制御するホンダの次世代技術を搭載していた。

プラス(駆動力)だけでなく、マイナス(減速力)のトルクも制御し、従来の「SH-AWD」以上のオン・ザ・レール感覚を可能に。また「Precision All-Wheel Steer」は、後輪のトー角を左右独立で制御。ドライバーの意思に忠実なコーナリング感覚や、直進時の優れた走行安定性を追求していた。

今年のパイクスピークに投入されるSH-AWDコンセプトは、車体を昨年のCR-Zから、新型NSXモチーフのボディに変更。EVパワートレインは、4モーターを基本にしたシステムをアップデートして搭載する。ドライバーは、昨年のCR-Zベース同様、山野哲也選手。

6月20日、アキュラは、SH-AWDコンセプトの画像を公開。新型NSXをモチーフとしたボディは、大型のフロントスポイラーやリアスポイラーが、迫力のルックスを実現した。山野哲也選手は、「すでに数週間前から、現地でチューニングに取り組んでおり、パフォーマンスを大幅に進化させた」とコメントしている。

《森脇稔》

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