ホンダ寺谷執行役員「輸入車に喰われている市場シェア取り戻したい」

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日本市場への復活も計画されているホンダ シビックセダン
日本市場への復活も計画されているホンダ シビックセダン 全 3 枚 拡大写真
ホンダの日本本部長を務める寺谷公良執行役員はレスポンスなどとの共同取材に対し、「輸入車に相当マーケットシェアを喰われているのは揺るぎない事実で、やはりこれを取り戻していかないといけない」との認識を示した。

寺谷執行役員は「東京の山の手エリアだと新車販売の2台に1台が輸入車という実態がある。これは価格やサイズといった単純な話ではないと思う。商品としての見え方というかプレゼンスというか、今までにない何かにお客様が惹かれている。いつまでも輸入車ばかりではないと思っているので、ホンダとしてはそれに代わる違う価値、新しい価値をお客様にご提案したいと思う」と述べた。

具体的には「例えば『シビック』という非常にスポーティな4ドアセダンは、日本の今のラインアップには無い商品なので、改めて提案することで、こういうものもあるねと響いて下さるお客さんを増やしたい」と述べた。

一方、アキュラブランドに関しては「プレミアムブランドを持つことによってメーカー全体のブランドを高めるというのは非常に素晴らしいことだと思う」としながらも、「プレミアムブランドをゼロから立ち上げるのはものすごく体力のいることだし、アキュラブランドの車はかなりアメリカに偏重しているのでセダン系が多く、日本のマーケットにおける商品そのものの需要性にハードルがある。そういう背景により今の時点では計画はしづらい」と話した。

《小松哲也》

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