【GARMIN ForeAthlete630Jセット インプレ前編】ランニング用GPSウォッチ、最新モデルはコーチング機能搭載

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コースを作成してデータを送り込めば、残り距離も表示してくれるのでペースがつかみやすい
コースを作成してデータを送り込めば、残り距離も表示してくれるのでペースがつかみやすい 全 14 枚 拡大写真

ランニング用GPSウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズから最新モデルとして「ForeAthlete630J」が登場した。シリーズ最高峰の920XTJに次ぐ上位機種で、コーチング機能が搭載され、仮想レースも設定できるのが魅力。

◆タッチパネルディスプレイ搭載、心拍計とのセットがお得

ForeAthlete620Jの後継機種として6月8日に発売されたForeAthlete630Jは心拍機能が計測できるハートレートセンサーHRM-Runセットが4万9800円(税別)、単体販売が4万4800円(税別)。ハートレートセンサーHRM-Runは純正アクセサリーとして1万2000円(税別)で販売されているので、セットで購入した方が格段にお得。

さっそくForeAthlete630Jを手に取ってみた。カタログ掲載の重量は約44gで、実際非常に軽くてランニング時のわずらわしさはまったく感じない。ディスプレイは45mmと大型化されたのが特徴で、腕の細い女性が着用するとかなり大きく感じる。もちろんディスプレイに表示される数値は大きい方が視認しやすいのでForeAthlete630Jはそれがメリットとなる。上下動の連続するランで手首をかざして数値を読み取るのだから表示はシンプルで大きなほうがよく、とりわけ小さな文字が読みにくい世代には不可欠となる条件だ。

ForeAthleteシリーズはこれまで数々のモデルをインプレしてきた。これまではボタン5個仕様だったが、ForeAthlete630Jは左右に2つずつしかないことにまず気がついた。実はタッチパネルディスプレイを採用しているのである。一番よく使用するボタンは、丸いタッチパネルディスプレイの一番下にある「三本の横線マーク」部分に設定された。つまりここを指で軽くタッチすればいいわけだ。画面スクロールも機能選択もタッチパネルを指でスライドさせれば次ページに移行する。スマホ操作に慣れている人には自然に受け入れられるはずだ。

◆アドバンスドランニングダイナミクス、左右の足の接地バランスまで計測

こうしてディスプレイの大画面化を図りつつ、連続稼働時間を16時間に大幅アップした。充電はクリップタイプで本体横の端子部分をはさみ込む。USBポートからの充電だが、USBアダプタがあれば家庭用コンセントから充電できる。バッテリー寿命はトレーニング時のフル稼働で16時間なので、1日のトレーニングを終えたら再充電すればいい。時計として日常生活に使用するだけならおよそ4週間寿命が続くという。

新たに計測可能になった項目としては、ハートレートセンサーHRM-Runと組み合わせた際に機能するアドバンスドランニングダイナミクスというものだ。左右の足の接地バランス、上下動比、歩幅がチェックできる。これらを専門家が分析すれば理想的なランニングフォームに改良できるものなのだが、ガーミン社が提供するGarmin Connectアプリ(スマホ)やGarmin Connectサイト(パソコン)にデータを取り込んでみたものの、運動生理学の知識を持った専門家の分析が必要だと感じた。

それでも運動強度に対する心拍の変化はグラフで分かるので、有酸素運動の目安となる。心拍数を把握して走ることがトレーニングでもフィットネスでも有効なことは過去コラムに紹介しているのでこちらを参考にしてほしい。

【山口和幸の茶輪記】脂肪が一番燃える心拍数…40歳で安静時60なら144、50歳なら137

◆ライフログ機能も充実、スマホ&PC連携も

アクティビティでの利用以外でもライフログ機能で1日の運動量が記録される。活動量の推移がグラフ表示されているので一目瞭然であり、手入力する体重などの推移と照らし合わせながら健康維持・増進の目安として十分に活用できるだろう。

スマホ連携も強化され、通知機能や天気予報などが利用可能になった。オーディオアラートはスマホのイヤホンを通じて音声で情報を伝える。いずれもスマホにGarmin ConnectアプリをダウンロードしてBluetooth機能を使ってデータをやりとりする。Bluetoothを常時オンにしておくと電池消耗が早いので、不要なときはオフにしておくといい。

Connect IQアプリも利用可能になり、好みの機能やウォッチフェイスをインストールしてカスタマイズできる。Garmin Connectアプリから高度なワークアウトやトレーニングプランをGPSウォッチに送り込むこともできるが、インプレ中編ではこのガジェットに投入された非常にハイレベルな機能を紹介していきたい。

《山口和幸》

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